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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
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訓練スペースから見える高台で海に向かって足を放り出して黄昏る青年がいた。それを見つけた少女たちがその青年に近づくと驚きに目を見開いた。
「えっ……り、燐夜、君……?」
「ああ、久しぶりだな。なのは、フェイト。……はやてはいないのか」
「ずっと……ずっと、会いたかった、燐夜」
「今までどこに行ってたのっ!!」
10年の時を経て、再会する。だが、それは、今まで止まっていた歯車を再び動かした。
「ここで、この機動六課に新たに二人配属されます。では、お願いします」
そこには、煌めく銀髪を腰まで靡かせた女性と、同じような銀髪を目にかかる程度まで伸ばした青年が立っていた。
「リインフォース・アインス一等空尉だ。短い間ではあるが、よろしく頼む」
女性――――アインスは、慣れているのか、戸惑うことなくすらすらとあいさつを済ませる。しかし、青年の方は戸惑っている。管理局員を前にして、若干緊張したように頭をかく。一通り見渡すと諦めたように溜め息をついた。
「あー……三桜燐夜だ。階級は……何だったかな?」
「ハアッ……忘れたのか、自分の階級さえ。まったく…………ほら、お前の管理局員証だ」
アインスは燐夜の前にモニターを開くと燐夜の局員証を見せる。
「三等空佐なのか、俺」
――――chapter-final Final story〜selection of youth,feelings go off to not reach〜――――
「聞きたいことがあるんや。その聞きたいことはな、闇の書の闇がどうなったのか」
はやての真っ直ぐな瞳が迷いなく燐夜に向けられる。燐夜は気まずそうに目を背けながら言った。
「実は……まだ止められていないんだ」
「どうして……10年もあったのに止まってないんや?」
「それは分からない。けれど、その力は日々強まってきている、暴走もそう遠くない話だ」
「そうだ。もし、その時が来てしまったら、私が燐夜を殺す算段になっている」
二人のもとにアインスがやって来て、燐夜の話に付け加えた。
「そんな……そんなことって……有り得へん、有り得へんやろっ!!」
――――そして、不思議なところでかみ合う歯車。
「ティアナ、お前の兄は俺が殺した様なものだ」
突然告げられた真実。ティアナはただ癇癪を起して青年を攻め立てるしかなかった。
「ならどうしろっていうんですか、あなたは!?」
知りたくもなかった真実。信じていた筈の人から話される衝撃。兄のために見返すと息巻いていたティアナを壊すには十分だった。
そしてそんなティアナに告げら
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