第八十三話 Weapon Laboratory
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を浴びせるがハイマックスのアーマーには傷1つ付かない。
ならばリコイルロッドのチャージ攻撃を喰らわせるが、結果は同じだった。
ゼロ「チッ!!リコイルロッドのチャージアタックも効かないのか!!?」
リコイルロッドのチャージ攻撃の最大の特徴は相手を吹き飛ばすことと、衝撃による内部破壊である。
いくら上等な合金とはいえ、衝撃までは緩和出来ないというのにハイマックスは顔色1つ変えない。
ゼロ「ダブルチャージショット!!」
バスターショットから放たれるフルチャージショット2連発。
しかしそれもハイマックスの防御性能の前には無力である。
ハイマックス「無駄だ。デスボール」
巨大な光弾をまともに受けたゼロは意識を持って行かれる苦痛を受ける。
電流が身体を駆け巡り、ゼロは身体から火花を散らしながら床に倒れる。
ゼロ「くっ…」
ハイマックス「オールドロボットの力など所詮この程度だ」
ゼロ「何を…」
オールドロボットとは、年代古くに造られたレプリロイドに対する蔑称である。
ハイマックスは優越感に浸るでもなく、無表情でゼロを“オールドロボット”と見下す。
ハイマックス「俺は俺1人で充分だ…。オリジナルのオールドロボットなど必要ない…」
ゼロ「(何だと…!?)」
ハイマックスはとどめとばかりに突進してきた。
その時、脳裏にウェポン研究所に向かう前にルナとした会話が過ぎる。
ゼロ『強化形態?』
ウェポン研究所に向かう前にルナに言われた言葉を言う。
ルナ『ああ、お前の修理をしてる時に偶然発見したんだ。ほら、いつも大戦の時になると色が変わるだろ?』
ゼロ『あれか?あれがどうかしたか?』
ライト博士に力を引き出してもらうことで発現する強化形態。
このコピーボディではあれが使えるということなのか?
ルナ『その強化形態なんだけど、今までとは違うんだよ。』
ゼロ『?』
ルナ『今までの強化形態は攻撃力、防御力をバランスよく強化されていたけど、これは防御を限界まで削って攻撃力と機動力に特化した形態。いわば高火力&機動力紙装甲の形態だ。攻撃力が通常の2倍で機動力が通常の1.5倍の強化になる。その代わり受けるダメージも通常時の2倍になるけどな。だから使う時は防御強化のパワーアップパーツつけとけ。無いより遥かにマシだろうからな』
ルナが手渡してくれたのはダメージを緩和してくれるショックアブソーバーであった。
ゼロ『分かった。』
ショックアブソーバにより、強化形態を使った後でも通常時とほぼ同じ防御力だ。
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