空腹
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返してから近付き様子を窺う。
「ーー貴方は信用できるから・・ 」
隣にちょこんと少女が座った。
事前に情報を集めていたのか・・しかし
一体どこからだ・・
「何で信用できるんだ?」
最大の疑問だ・・情報はどこから・・
獲た物か聞き出さなくてはーー
「ーー私の使い魔から聞いた」
「ーー使い魔?」
まさか・・・・
「ーーシルフィード」
風が吹き抜け、そこには・・
「私のご主人様のお姉さま、なのねーー聞いた話しを伝えたら・・こんな流れになったの」
昼に話していた使い魔がいた。
「なるほど・・なにが聞きたいんだ?」
「貴方の魔法が知りたいーー」
「どう説明したら、いいか分からないが・・習得したいのなら、やるだけやってみるか?」
「ーー可能ならば・・是非」
喜んで・・いるのか?
微妙に顔に動きを感じたが・・
「訓練は取り合えず明日からだなーーそれとは別にこちらの世界の常識や必要なことを、教えてくれないか?」
早くなれないと厳しいものが・・ある。
「ーー構わない・・」
「では・・明日から頼む、君の名前は?」
聞いておかないと不便極まりない。
「ーータバサ」
変わった名前・・いや偽名だな。
何故、偽るのか気になりはするが・・
触れられたくはないだろうーー
「よろしく頼むタバサ、私はアルフだ」
友愛の証に手を差し出す。
握手というやつだ・・
小さな手で握り返してきた。タバサは・・
重いなにかを背負ってるように・・
思えるーー出来る限り力になろう。
夜が明ける前に戻った方がいいと、
判断してすぐに部屋に帰ることにした。
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