暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
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ベルトに装備されてるナイフを相手に向けて投げ付けた。
このナイフ。シノン達と合流する前に買ったものだが…役に立ったよ。
後方に飛びながらのナイフ投げ。

「な!ナイフだと??」

対戦相手が怯んだ隙に。僕は一気に高速で近づき…

「『楽譜』は使えなくても…ワイヤーは使えるよ?」

僕は対戦相手の後ろに周りこみ…
ワイヤーで…
後はお察し下さい。
見せられないよ(^_−)−☆

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2回戦は室内での戦闘だった。
僕は扉が一つしかない個室からのスタートだった。

「ここも…工夫か。」

この時、とんでもない悪魔的発想が生まれた。まあ、この作戦は相手がどう転んでも僕の勝利という酷い作戦

「…………??…ってやっぱり歌えない…」

自分で歌おうとして勝手にショックを受ける僕だった。ショボーン。
そうして仕掛けの準備をし始めた。

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「見つけたぞ!」
「やっば!」

対戦相手のスノードロップを見つける。
見つけた場所は廊下で慌てて個室に滑り込み、逃げるスノードロップだが。

「馬鹿か!そこは個室だ!」

勝ちを確信し、プラズマグレネードを個室に投げ入れるが。

「残念!読んでたよ!そのプラズマグレネード!…。
歌えないからいいや。」

その声と同時に。個室に入ってから爆発するはずのプラズマグレネードが何故か入る前に爆発し(・・・・・・・・・・)スノードロップにWINNERのアイコンが出た。

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「ふ、ふう…」
「お疲れ様。…まさか個室の扉を壊して、部屋と廊下の間にワイヤーを張り巡らせるなんて…」

なんとか一回戦、2回戦を勝ち上がるとシノンがいた。右手に持っているのはドリンクアイテムだ。

「まあ、工夫だよ。工夫。ちなみに部屋に突っ込んでもワイヤーで切断。僕みたいに滑り込んでも至近距離のワルサーで蜂の巣。まあ、どちらにしろ相手さんは詰んでいただよ。ドリンクありがとう。」

僕はドリンクを受け取る。そうするとシノンが隣に座る。

「とりあえず予選はなんとか行けそう。」
「そう。」

ドリンクを飲みながら。僕は少し質問をしてみた。

「ねえ。シノン。」
「何?」
「『………』って曲知ってる?」
「?」
「いや、いいんだ。なんでもない。…それより、そっちは?まさか予選落ちして僕に慰めてもらいにきたの?」

そうするとシノンはハア、と溜め息をつき、僕を見て。

「そんな事ないわよ!普通に勝ち上がってるわよ。スノーが心配で来ただけよ。」

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