暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0735話
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進めている以上は全く効果が出ないということは無いと思うが。
 そんな俺の疑問をよそに、通信機からはランカの歌声が聞こえて来る。これは、確か鳥の人で歌っていた奴か?
 そして歌い始めてから1分もしないうちに歌は効果を発揮する。

『バジュラの動きが……混乱している?』

 ルカの驚愕の声。可能性はあると戦闘前に言っていたルカだったが、それでもやはり半信半疑だったのだろう。それが実際に効果が出て驚いたといったところか。
 まるで何かを探しているかのように周囲を見回している重兵隊バジュラ。その敵を目の前にしてビームで狙いを付けるも、特に回避行動を取る様子も無い。バジュラの中には不規則に動いている個体もいるが、こちらに対しての攻撃はその一切が停止している。
 ……実験開始前はまさかと思っていたが、まさかこれ程までに明確な効果が出るとはな。さすがにこれは予想外だった。

『S.M.S各機へ。実験の成功を確認しました。バジュラの掃討を開始して下さい』
「スカル4、了解」

 マクロス・クォーターからの指示に返事をし、混乱して……あるいは酔っ払っているかのようにそこら辺を飛び回っているバジュラへと狙いを付けてビーム砲やガンポッド、そして多くを撃墜するのに適しているマイクロミサイルポッドやミサイルポッドから放たれる無数のミサイルが撃破していく。
 本来であればバジュラはミサイルを撃っても回避行動を取ったりするのだが、今の混乱している状態では全くその様子は無く、ただ一方的にこちらの攻撃に撃破されていく。
 敵を撃破していくのは俺だけではない。他の機体や援軍として派遣されているVF-27で構成されているアンタレス小隊も同様に敵を一方的に処理していく。
 特にVF-27が持っている巨大ガンポッドの威力はさすがであり、更に3機構成であることもあって圧倒的な攻撃力を示していた。
 ……あのガンポッド、欲しいな。純粋な攻撃力で考えれば恐らくトルネードパックのビーム砲と同程度だろう。さらに確かあのガンポッドはバーストモードという、さらに強力な奥の手もある。手持ちの火器でそれが可能となると、コイルガンであるVF-25のガンポッドと威力の面では比べものにならない。……まぁ、銃身……いや、あそこまでいくともう砲身か。その砲身が長い分取り回しに関してはガンポッドの方が上だろうが。
 さすがにこうまで攻撃されるとバジュラの方でも我に返るのか、重兵隊バジュラがこちらへとビームを放とうとするが……次の瞬間には再び混乱したかのように視線を周囲に巡らせ、その隙を突いて俺が放ったビーム砲が正面から頭部と胴体を貫いて爆散する。
 それでもさすがに全てのバジュラを混乱させるというのは無理があるのだろう。数匹のバジュラは混乱を脱して攻撃を仕掛け、その攻撃がランカの乗っているV
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