マクロスF
0735話
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の上下を挟み込むようにして装備している4発の反応弾を発射した。
反応弾については、その攻撃力と引き替えにした程に重量やスペースを取るからこうして先制攻撃の時に使うしか無いんだよな。せめて普通のミサイルくらいまで縮める事が出来れば使いやすくなるんだが……いや、そこは敢えて現在の大きさにしているのか? もし反応弾の大きさが小さくなれば、これまで以上に取り回しがしやすくなって使い勝手が良くなり、結果的に使用頻度も上がるだろうし。
そんな事を考えている間にも、放たれた反応弾が真っ直ぐに標的である巨大な岩塊へと向かって飛んでいき……命中。無数の爆発光が確認出来た。
にしても、これだけの数の反応弾を食らっても破壊出来ない岩塊って、どれだけ大きいのやら。いや、バジュラが巣にしているのを考えれば、あるいは何らかの手が加わっている可能性もあるのか。
『バジュラ共が出て来たぞ! まずは数を減らす! 全機、TRY AGAIN!』
オズマの指示に従い、それぞれが出て来たバジュラへと向かって攻撃を開始する。
それぞれがガンポッドやミサイル、あるいはビームといった攻撃を仕掛けていく。
その中でも最も勇猛に暴れているのは、やはりオズマ……いや、違うな。
ビーム砲で機動兵隊バジュラ2匹を貫通して爆散させながら、戦場へと目を向ける。
そこでは、確かにアーマードパックを装備したオズマの機体が大暴れしているが、それ以上に暴れている機体があった。
『うおおおおおっ! 絶対、絶対に、あいつをこのままやらせてたまるかぁっ!』
ランカの乗っているVB-6へと向かおうとする敵を、片っ端からガンポッドやミサイルで撃ち落としていくその機体。それはVF-25Fであり、雄叫びを上げているのはそのパイロットでもあるアルトだ。
『うお、凄いなアルトの奴』
『オズマ隊長に変に思われなきゃいいんだけど』
『いや、そもそも鳥の人でのキスシーンがあったんだから、変に……つまり、疑われないってのは無理だ……ろっ!』
その言葉と共にミハエルのVF-25Gから放たれた弾丸が重兵隊バジュラを正面から貫通して爆散させる。さすがに狙撃の腕は大した物だな。
俺もまたそんな通信を聞きつつ、ビーム砲で重兵隊バジュラを貫通しつつガンポッドを使って機動兵隊バジュラへと弾丸を集中させて敵の数を減らしていく。
そんな状態で何分程が経っただろうか。恐らく5分程か。マクロス・クォーターからの通信が入ってくる。
『敵の数の減少を確認。これより実験に入ります』
『は……はいっ!』
ラムの声に重ねるようにランカの返事が聞こえて来るが……生け捕りしたバジュラに対して効果が無かったってのに、戦場に出ただけで効果が出るものなのか?
いや、キノコやグレイスが強引に話を
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