マクロスF
0735話
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そう考えつつ、今回の極秘任務の件を考える。
バジュラ、ランカの歌、グレイス。ここまでシェリルに関係する要素が揃っているとなると……大人しくしているのは無理、か? 出来れば騒動を引き起こさないで欲しいんだけど、さてどうなる事やら。
『スカル4、アクセル大尉。発進お願いします』
そんな事を考えているとラムからの通信が入る。周囲を見るとオズマの機体は無い。どうやら既に出撃したらしいな。俺の機体がカタパルトデッキに運ばれ、出撃準備が整えられる。
「了解した。アクセル・アルマー大尉、VF-25Sトルネードパック、出る!」
その言葉と共に機体が射出され、前方を飛んでいたオズマ機と合流。他の機体も次々にマクロス・クォーターから射出され、合流してくる。
通信から聞こえて来るのは、ランカの歌声でバジュラの行動が変化するかどうかを怪しむミハエルや可能性はあるというルカ。だが、正直何よりも驚いたのはクランがプロトデビルンの名前を出した事だ。……軍機に指定されている筈なんだがな。まぁ、その辺は軍人同士、あるいはゼントラーディ独自の情報網があるのかもしれないが。何しろプロトデビルンは近くにいるゼントラーディを凶暴にするとかいう能力があった筈だから、クラン達にとってはある意味で放っておけない存在なのだろう。
『お前等、ギャラクシー船団からの護衛が合流するぞ。例のアンノウン……いや、VF-27だが、くれぐれも余計な行動をしないようにな。小隊長は例のアンノウンのパイロットだ。特にアルト! お前の行動については向こうから何度かクレームが入っているから注意しろ。……アクセル、お前もだ』
ランカの乗っていたVB-6から自分の機体に戻ったオズマからの通信が入り、その言葉に頷く。にしても、道理であのアンノウンとVF-25が似ている筈だよな。VF-25ってのはYF-24をベースにしてフロンティア船団のL.A.Iが開発した機体だ。そしてVF-27というのは、YF-24をベースにしてギャラクシー船団が開発した機体。両機ともYF-24という同じ機体をベースに開発されたのだから、似ているのは当然なのだろう。
オズマからの通信を聞いてから数秒、後方のフロンティア船団から3機の機体がこちらへと近付いてくる。
……さて。グレイスの手下であろうブレラ・スターン。奴が何を考えているのか、それを見させて貰うには丁度いい機会だろうな。
『よし、目標が見えてきたぞ。あれが今回の標的でもあるネスト番号アルファ1215だ。まずは先制攻撃を行って、バジュラ共をあぶり出す。その他にも数が多すぎればランカの歌を使った実験にも何か不測の出来事が起こる可能性が高い。まずは数を減らすぞ! 全機、反応弾発射!』
オズマの声に従い、全機が反応弾を発射する。
俺もまた、翼
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