五之巻 響く、そして蒼き鬼
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するとそこに居たのはいつもの人間のそれではなく、そこには「鬼」が居た
一人は二本の角を持つ赤の戦士、もう一人は三本の角を持つ蒼の戦士
それぞれ赤鬼、青鬼と表現した方が早いだろう
実際、そうなのだから
体が変化した蒼鬼はその場に立つ。
すると奇妙な男女がしゃべり始めた。
「お前、鬼か」
「ならば、倒す」
そういった途端童子と姫と呼ばれる男女が突如変化し始め、人間の姿では無く、怪童子、妖姫と呼ばれる怪人体になった。
「そう簡単にいけるかな?」
「タァッ!」
響鬼と蒼鬼はそれぞれ、違う方向へと走って行く
それについて行く様に響鬼の所は姫、蒼鬼の所は童子が行った。
ある程度進んだ所で童子が口から糸を放つ
蒼鬼はそれに絡められて木に括り付けられてしまう
その後怪童子が近づいてくる、そして目と鼻の先となり怪童子が攻撃を仕掛けようと手を振り上げたその時どこからか機械音が鳴り響いた
ピョォォォュウィィィ
そして森の奥から葵い小さな鷹が飛んで来て、怪童子を翻弄した
その拍子に攻撃しようとした怪童子の手が離れた
葵い小さな鷹、アオイタカは怪童子を翻弄した後、蒼鬼の元へと近づき怪童子から発射された糸を切る、だがそれだけだと遅いため、蒼鬼は集中すると、手から鋭い爪が出て来た
そして蒼鬼は手を起用に操り糸を切り取りにかかった
そしてしばらく経ったあと、怪童子が、気付き走って来た、と同時、蒼鬼は糸を切り怪童子に応戦した
怪童子の胸に拳を叩きつけ、よろけさせたあと、素早く蹴りを食らわせる
だが、怪童子も負けじと左手に付いた針の様な物で蒼鬼を突きにかかる
だか、蒼鬼はそれを軽々と避けると逆にその手を掴み自分に近づけさせて、カウンターのパンチをお見舞いする
「たぁっ?やぁっ?」
「グボァッ!クギャァァァ!」
「そろそろかな、はっ!」
蒼鬼は気合を入れる様に声を発すると後ろから棒を取り出す
それは太鼓のバチに似ており、その名を音撃棒「華水」と呼ぶ
それを取り出した蒼鬼は持ち手にある輪っかに指をいれくるくると回す
「さあ、いくぜ?」
ここから蒼鬼の猛攻撃が始まった
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