■■SAO編 主人公:マルバ■■
■第四十話までのあらすじ
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ーを殺してしまった。二人は自分たちがいつの間にか、何を犠牲にしようと互いを守る覚悟を決めていたことに気づく。アイリアはそんな二人の覚悟を理解できず苦しむが、彼女の使い魔『クロ』が一度死んだことをきっかけに、二人の覚悟を少し理解することとなる。
彼ら四人の冒険は続く。キリトと共に七十四層のボスを撃破し、ヒースクリフとデュエルを繰り広げ。彼らはこんな冒険がまだまだ続くものだとばかり思っていたのだが……
■第五部 壊れゆく世界
七十五層の斥候戦に参加したプレイヤーが一人を残して全滅した。卑怯にも他のプレイヤー全員を囮に使って生き残ったそのプレイヤーの名は……マルバ。彼は自分のためではなく、シリカのために生き延びたのだった。マルバはどちらかが先に死ぬことを恐れ、シリカに結婚を申し込む。かくして二人は永遠の誓いを交わした。
第七十五層ボス『スカルリーパー』の強さを目の当たりにしたマルバは、一ヶ月ほど全プレイヤーがレベリングする時間を作ることをヒースクリフに提案した。こうして時間に余裕ができたため、マルバたちはリズベットからキリトとアスナの二人も結婚した話を聞き、みんなこぞって二人をからかいに行くことにした。しかしそうして軽い気持ちで訪ねたキリトとアスナのログハウスで、彼らは信じられない光景を目の当たりにする。HPバーを持たず、しかもかなり幼いプレイヤー『ユイ』。彼女を連れ、皆は始まりの街の教会へ向かう。
シンカーが閉じ込められた狭い安全地帯に隠されたシステムコンソール。一見黒い石にしか見えないそれに触れたユイは全てを思い出した。ユイはこれまでどおりキリトとアスナの娘であることを望み、その望みは叶えられた。
ユイたちが落ち着いたことを見計らって、ミズキはユイに仕事を頼んだ。それは、ミズキ自身のカウンセリング。交通事故で前向性健忘を患ったというミズキの話を聞くうち、マルバは衝撃的な事実に気づいてしまう。マルバの右半身が麻痺する原因となった交通事故……それを引き起こした軽トラックの運転手『翠川瑞樹』とは、今マルバが信頼を寄せる仲間である――ミズキ、その人だった。
俺のせいでマルバはここSAOに閉じ込められた――そういって自分を責めるミズキは、かつて自分を責めていたマルバの妹『葵』、つまりアイリアに似ていた。マルバは、その時の葵に言いたくて言えなかったことを、言えなくてずっと後悔していたことを、ミズキにはしっかり伝えた。――自分はミズキを責めていないから、自分を責めるのは止めてほしいということ、ミズキとここで会えた喜びを否定しないで欲しいということを。
■登場人物一覧
○マルバ………主人公。交通事故の後遺症で右半身に麻痺を負う。怖いのが苦手。
○シリカ………言わずと知れた原作ヒロイン。
○アイリア……本名は葵。主人公マルバの
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