そうだ………天輪界いこう
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「そんで…………この痣を治すには天輪界にいかなきゃならないってのは分かったけど、どうやって治すんだ?」
「天輪界の研究者に調べてもらうのが一番いいわね」
「研究者?」
「研究者っていうのはね、あらゆる事象を研究している人たちの事を指すの。例えば魔法はどうやって生み出しているのかとか、空間をどういう風に操ればどうできるのかとか、そういうことを調べているわ」
「へぇ〜、じゃあ痣の事もわかるかもしれない………と?」
「まぁ、そういうことね」
と大水道がウンウン頷きながら言った。
「じゃあ、話もまとまった事だし天輪界に行きましょうか!」
「どくやって行くんだ?」
「ああ、それはね。大波道の空間操作で空間をねじ曲げて一時的に天輪界と地輪界の次元を結ぶのよ」
「え、、じゃあ俺もこの方法で一ヶ月待たずに来れるんじゃ………」
そう言うと大水道は首を横に振った。
「そんな甘いものじゃないのよ。空間をねじ曲げるっていう事は本来おこりえない事なのよ。今回は特例で任務申請して来ているけれど本来はダメなの。本来おこりえない事を無理矢理起こしているから、その代償という形で二つの世界が少しずつ崩壊していくわ」
「だからあっちとこっちを結ぶのは一ヶ月と決めているの」
なるほど、と話を聞いている間に大波動が呪文らしきものを唱え始めた。
「なあ、そういえばさっきは技?名しか叫んでなかったけど今回は呪文も唱えるのか?」
と聞いてみた。
すると
「本来は魔法を出すときはながったらしい詠唱が必要なのだけれどさっきみたいに戦闘となると言ってられないから短縮して言っているの。勿論ちゃんと唱えた方が威力は上がるけど隙が出来てしまうのよね。」
と話をしていると
「我、空間結者也、理曲二天結。次元扉!!」
大波道がそう叫ぶと目の前に大きな白い穴が空いた。
「これに、、入るのか、、?」
恐る恐る聞いた。
「ええ、そうよ。さ、目を瞑って入って」
「はいはい………」
入った瞬間、目を瞑っているはずなのに辺りが明るくなったのが分かった。
だが次の瞬間
「痛ッ!!」
と尻を何か固いものにぶつけたらしい。
どうやら岩の地面みたいだ。
すると
「お帰りなさい」
と、ポンっと大水道がいつのまにやら横にいて肩を叩いてきた。
気がつけば他の大道達もいる。
「さてと、こっから少し歩いて行かなきゃなんねぇな、おい、さっさとしろ!いつまで尻餅ついてやがる!!」
と大炎道の罵声が聞こえてきた
「王都まではどのくらい
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