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転生赤龍帝のマフィアな生活
三話:すーぱーごさいじ
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だ?」
「うん……私、パパの仕事の関係で引っ越さなきゃいけないの……良く分からないけど、外国に行くみたいだからイッセー君とはもう会えないの……。」

イリナ……それで今日はやけに気合が入ってたのか……そういう理由なら危うく現世とお別れになるところだったのはまあ許してやるか。
それにしても里帰りで来た俺を初日から拉致ることが出来るイリナの性格なら別にどこ行っても困ることもないだろうし、新しい友達(サンドバッグ)も直ぐに出来るだろうに何を不満に思っているのだろうか?

(そういう問題ではないと思うのだが……。)
(あ?てめえは黙ってろ……後でお仕置きだからな。)
(なっ!?俺は相棒のためを思ってだな――)
(ドライグ黙りなさい、ご主人様、このマダオが大変なご無礼をいたしましたことをどうかお許しください)

突如現れドライグを縛り上げるエルシャ。

(エルシャ!?貴様何をする!!?)
(上出来だ、エルシャ、そのままマダオを縛り付けておけ……後で地獄を見せる。)
(かしこまりました。)
(エルシャ!!貴様裏切ったな!!!)
(ドライグ……人間、自分が一番可愛いのよ……私の平穏のための礎になって頂戴。)
(ぬうっ!!離せ!!離せっ!!離せえええええっ!!!!!)

さて、ドライグは後で叱っておく(小指にタンスの角を落とし続ける)ことにして今はイリナだな。イリナが悲しい顔してるなんて調子が狂うからな。

「なんだって俺にそこまで執着する?別にてめえならどこ行っても大丈夫だろうが。」
「だってイッセー君位だもん本気で遊んでも気絶しないの。」

名前も知らないイリナの友達(サンドバック)のご冥福をお祈りいたします。
それとイリナが引っ越す先に居る奴には同情と線香をあげます。

「それに………。」
「それに?」
「今日勝ったら……い、言いたいことがあったの。」

何やら顔を赤くするイリナ……何だいったい?

(相棒は鈍感だな……いや、そういうことは年相応と言ったところ――小指がっ!!小指があああああっ!!!)

ドライグが何やらうるさいが、まあ、気にしなくてもいいだろう。

「何だ?言ってみろ、餞別に聞いてやってもかまわねえぞ。」
「勝たなきゃ意味ないもん!!!」
「………何、泣いてやがるんだ。」
「な、泣いてなんか…ない…もん……」

下を向いて震える声で否定するイリナ……。
今日はホントに調子が狂うな……普段は男勝りなくせにこういう時は普通の女の子みたいに泣くなんて……卑怯だろ。

「ちっ……おい、イリナ、小指出せ。」
「え?こ、こう?」
「てめえが何を言いてえのかは知らねえが、俺に勝たなきゃ言えねえんだな?」
「うん……。」
「なら、また戦やいい。」
「で、でもも
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