おまけ:いざゆかん妖精の世界
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導する。
「おまたせ〜・・・・・・ってうわぁ、何この人数?俺の路上ライブは多くて十数人がデフォなんだけど」
「それはお前がしょっちゅう層を行き来してたからだろ!」
「おかげでスケジュールを情報屋に調べてもらうプレイヤー続出だったんだから!」
「次のライブがいつか待ち遠しかったぞバカヤロー!」
「おいこら、お前らが移動しろって言うから移動してたんだぞ!?」
客と口喧嘩しながらも渋々弦楽器を受け取った男性は檀上に座り込み、その楽器を軽く鳴らして調子を確かめる。
「あー・・・別に俺の前ぶりとかいらないだろ、人気ミュージシャンじゃあるまいし。・・・・・・それじゃあ、あれだ。SAO同窓会+アインクラッド再攻略開始記念の復活ライブってことで、いつものあれ行くぞー!!!」
「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」
俺達は泣くために生まれてきたのか?そうじゃないだろう――
そんな泣きたくなるほど辛い現実って奴とどう向き合うのか――
それを決めるために生まれて来たんだ――
だから俺達は、社会とか言う見えない力に屈服するのは嫌だ――
俺達が生まれてきた理由を決めるのは、紛れもない俺達だろう――
シンプルで、それでいて力強い音色を奏でながら、音楽妖精はその後数時間にわたって歌い続けた。
途中から口コミが広がって、ライブ終了の時間には200人近いプレイヤーが集まっていた。
「うおー!」
「わー!」
「キャーステキー!」
「サインください!」
「やめろ常連客共!偽客みたいな事言うな!」
「演奏スキルいくつなんすか?」
「前にも聞かれたがそんなスキル使ってねぇよ!」
「「「「な、何だってぇぇぇぇぇーーーー!?!?」」」」
結局このライブはこれ以降も定期的に開かれることになり、彼のオンラインゲーム内での知名度は妙に上昇することになった。
なお、この後彼は仮想世界においても楽器演奏に一切スキルを使わないその姿と、SAOクリア以降飛躍的に伸びたギターテクから「神の指先」の渾名を頂戴したとか。
(リアルで動きにくくなったな・・・知ってる奴が聞いたら身バレするぞこれ)
未だに駅前とかで路上ライブしてる彼は、内心焦りを隠せないのであった。
おまけその2 ネタルート…折角オリ主なんだから一つくらい奇跡起こす
最近は学校の授業(なんか国立の大学だが授業は妙に緩い)が本格化したのもあってあまり駅前などに足を運んで演奏できない。だから深夜のALO内部でぶらぶらしながら適当なところで路上ライブやっているのだが、今日はなんか変な子が来た。
「ねぇねぇ、何やってるの?」
「路上ライブ、っつうかバーチャルライ
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