第二十一話 菖蒲の友人その一
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に戸締り頼むわ」
「ええ、わかったわ」
母に名前を呼ばれた姉は微笑んで答えた。
「ちゃんと鍵かけて行くから」
「それはお願いね」
「お昼は大学の食堂で食べるから」
姉は母にこのことも言った。
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