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転生とらぶる
マクロスF
0734話
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のを誰かに見られる訳にもいかない。となると運ばれる手段が限られている訳で。
 気を失っているシェリルを横抱きにして抱き上げ、その身体の熱さに微かに眉を顰める。熱が出ているな。
 ともあれ、シェリルを横抱きにしたまま公園の木に紛れ、一応周囲にこっちを見ているカメラの類がないかをスライムで確認してから影のゲートを作成。そこに沈みこみ……次の瞬間には宿舎にある俺の部屋へと到着していたのだった。
 この距離を転移しただけだというのに、がくっと減っているSPに眉を顰める。

「SPが……まぁ、今はいい。とにかくこういう時は1人部屋で助かるよな」

 アルトやミハエルが2人で1部屋なのを考えると、もしそんな状態だったならシェリルを運び込むのにも苦労するだろうし、運び込んだ後も見つからないようにするのは難しいだろう。……って言うか、まず無理だろうな。
 そんな風に思いつつ、シェリルの靴やサングラス、帽子を脱がせてベッドで寝かせる。
 そのままタオルを持ってきて、寝汗を掻いて肌にくっついている服を見るが……さすがにこれを脱がせるのは色々と不味いだろう。代わりに身体を冷やさないよう毛布を5枚程掛けてやる。
 そのまま30分程ベッドで寝ているシェリルの側にいたが、さすがに5枚も重ねた毛布では暑かったのか汗を掻きながらモゾモゾと動いているシェリル。
 その汗を拭おうとタオルを手にシェリルへと近付いたところで……パチリとシェリルの目が開けられる。
 そして、シェリルの前には俺の姿が。一応タオルを持ってはいるけど、眠っているシェリルの視界でそれは分からず。更に言えば毛布の重みが俺に押さえつけられているようにも感じたのだろう。
 結果……

「キャアアアアアアアアアッ!」

 シェリルの口から上がる悲鳴。同時に毛布から抜き出した手が振るわれ……その一撃を、後ろへと1歩退いて回避する。

「アクセルッ! あんた一体あたしに何をしたのよ!? こんな……弱っている女を連れ込んで……」

 ベッドの上で起き上がった為か、毛布は1枚を除いて床へと落ちている。その、唯一残った毛布で身体を覆うように隠しながら俺を睨みつけてくるシェリル。
 そんなシェリルに、溜息を吐きながら持っていたタオルを放り投げる。

「公園で行き倒れていたのを俺が見つけたんだが、覚えてないのか?」
「……え? あ、そう言えば……じゃあ、ここは?」
「S.M.Sにある俺の宿舎だ。倒れているお前が病院は嫌、ホテルは嫌って騒ぐからここまで連れてきたってのに……その礼がこれか?」
「な、何よ。あたしの寝顔を見た代金よ!」
「……くくっ、どうやらもう身体の調子はいいようだな」
「あ、本当。……その、勘違いしてごめんね」
「全く、あまり心配を掛けさせるなよ」

 その言葉を聞
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