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ロックマンX〜朱の戦士〜
第八十一話 Magma Area
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屈だったぜ」

炎を纏ったヒートニックスが自信たっぷりに言う。
エックスの全身から吹き荒れる闘気に呼応するかのようにヒートニックスの炎が勢いを増す。
ヒートニックスの燃え上がる炎を前にしても臆することなくエックスは声を低くしながら問う。

エックス「お前達は何を企んでいる?レプリロイドを傷つけ、狂わせて……何が目的なんだ?」

ヒートニックス「全く面倒だぜ。レプリロイドを洗脳しろって言われてもな。俺様にはこんな気のなげえ作戦は性に合わねえ」

レプリロイドの洗脳。
それが目的か。

エックス「そんなことのためにレプリロイドを犠牲にしたのか!!絶対にお前達を止める!!悪夢を終わらせてみせる!!スピアチャージショット!!」

スピアチャージショットがヒートニックスに向けて放たれた。
しかしヒートニックスはスピアチャージショットを炎で相殺すると、高笑いした。

ヒートニックス「気に入ったよあんた。いいぜ!命の奪り合いといこうか!!」

地下からマグマが競り上がる。
間髪入れずにヴァリアブルエアダッシュで足場を移すとマグマからヒートニックスが飛翔した。
炎を纏って突進するヒートニックスを回避するとソニックブームを喰らわせる。

ヒートニックス「そうこなくちゃな!!次はどうだ!?」

今度は上から炎の川が出現した。

エックス「くっ、こんなことまで出来るのか!?」

このままではレプリカファルコンアーマーの機動力をもってしても回避は不可能。
だが1つだけ手段がある。

エックス「ブレードアーマーッ!!」

エックスは即座にレプリカファルコンアーマーからブレードアーマーに換装する。
ブレードアーマーはファルコンアーマーを元に近接戦闘に特化させたアーマー。
ヴァリアブルエアダッシュとホバーが使えるレプリカファルコンアーマーに比べれば総合的な機動力は下だ。
しかし。
エックスは凄まじい勢いで離脱した。

ヒートニックス「何!?」

あまりのスピードにヒートニックスは目を見開く。
ブレードアーマーの能力の1つ“マッハダッシュ”。
ブレードアーマーはレプリカファルコンアーマーに総合的な機動力は劣るが瞬間的な加速力はレプリカファルコンアーマーを大きく上回るのだ。
着地すると再びマッハダッシュ。

エックス「ディバートブレード!!」

音速の速さでヒートニックスに肉薄すると強化されたバスターから発現させたXブレードによる強化されたチャージブレードを喰らわせる。

エックス「俺はナイトメアを…お前達を止めるまでは決して諦めたりはしない!!」

ディバートブレードを受け、酷い傷を受けたヒートニックスは笑っていた。

ヒートニックス「最高だぜあんた!!だが、この攻撃に耐えられる
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