第一話 暗黒の書の1ページ
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でもお母様、心配しないでください今はそういう時期でもきっと神の愛に気付けることでしょう。」牧師は疑わしいほど善良そうに笑った。
「そうねぇ、あなたが言うと、安心するわ。」
母親はまんまとそれに騙された。
リンジーはその光景をただ見ていた。
「さ、帰るわよリンジー」
母親は、一度牧師に向かって微笑んでから踵を返して出口へ向かった。
リンジーは極めてゆっくりと立ち上がり、母親の後を追って一歩踏み出した。
そのとき、
かすかに牧師の声がした。
牧師はリンジーを見ておらず、母親の背中を見送っていた。
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