第二話 いろいろ来ます?
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
ホームルームが終わり一時間目が終わった頃にある生徒(♂)が、自分の机の前に来た。
「ちょっといいか?」
「後にしてくれ。今作業中。……エネルギーの伝達率が予想以上に悪い、これじゃ無いのか?あでもここをこうしたら…」
「え?」
「……この回路がこうなって、ここがこうで、あそこがあれで、あれがあれで……ブツブツブツブツ」
「何これ、え、何が起こってるの?」
「今にーちゃんは、仕事中だから邪魔しないでね、何か用だったら、アタシが聞くけど?」
「あぁ、いや、また、後でいいよ、話、聞いてくれそうじゃないし」
「なら、自己紹介だけしとくよ、アタシは鎌影永火、よろしくね、織斑」
「お、おぉう、分かった鎌影さん、じゃあ俺は一夏でいいから」
「わかったよ、織斑」
「いやだから、一夏…」
「わかったよ織斑」
「い、いや」
「わかったよ織斑」
「もうそれでいいです」
「分かればよろしい」
「はぁ…」
「織斑、それよりあっちの人はいいの?なんかこっちすごい顔して見てるけど、彼女さん?」
「あれは…箒か、ゴメンちょっと言ってくる」
「うん」
一夏が、教室の隅にいる、女子生徒へと駆けていくと、一言二言喋って、教室を出て行ってしまった。
「……行ったか、どうだった、永火」
「う〜ん、あまり強そうじゃないね、女性関係なら強そうだけど、あまりタイプじゃない感じ、落とすだけ落として、気がつかない鈍感男だよ」
「そういうことじゃない、俺たちの会社にスカウトする程の技量を持っているかどうかだよ。ていうかなんでそこまで分かる、自己紹介しかして無かっただろお前ら」
「感、かな?」
首を傾げながら、上目遣いで言ってくる永火
「可愛く言っても兄ちゃんは許しませんよ」
「ちぇ〜、にーちゃんのけち」
「煩い、でどうなのよ」
「ダメだね」
「どうして?」
「IS云々を抜きにして、戦闘技術もない、何かに秀でているわけでもない、得意なのは無意識に女性を落とすことだけ、普通だからだよ。データによると昔剣道をやってたみたいだけど、今じゃ衰えてるね、アタシがいうんだから間違いないよにーちゃん」
「そう、か、じゃあ辞めだな、ま、ついでだからいいけど」
「ちょっとよろしくて?」
織斑を会社にスカウトするか否かの相談を終えたところで、誰かが話しかけて来た。
話しかけて来た人物は、金髪のロングにウェーブをかけた瞳が青いイギリス人
「ん?」
「ほぇ?」
「まぁ、なんですのその返事の仕方は!!わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるんではないかしら?」
「結局何が言いたいんだ?セシリア・オルコット」
「あら、私の名前、知っていらしたのね。少しは学がある様
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ