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インフィニット・ストラトス ─Castaway─
第002話 ─Inn tavern─ 宿屋にて
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いな。お世話になるよ……てか、自前で騎士団って!」

「あら、私の家の辺境伯領は、自然は厳しいけど猟でも漁でも収穫は豊かだし、作物も家畜も豊富だしで、魔物や害獣から民を守る騎士団の実力は、フェンニゴルド王国近衛騎士団とも肩を並べる双璧と言われているのよ」

「儂たちもお嬢とパーティを組んで実力をつけて、マンエルハイム騎士団の入団試験を目標にしとるんだ。皆、お嬢にスカウトされたのだ」

「見事受かれば、リッちゃんの専属騎士よ」

「うむ」

「姫さまがご結婚されたら、僕たちを中心にして新たに部隊が発足するんすスね」

「こら、ラズ。『姫さま』はヤメてって言ったでしょ! 在学中は、ただのリリサなんかだから。それに、結婚なんてまだ、ズーッと先なんだからねーっだ」

「ご、ごめんなさいっスー」

「と、いう訳で、儂らはお前さんを歓迎するぞい」

「フフッ、よろしくだよ」

「うむ」

「よ、よろしくお願いしますっス」




「ようこそ、学生冒険者チーム『アーレトン・タイヴァス』へ」

「なあ、そのチーム名って、どんな意味だ?」

「心はいつも自由に『無限の空』へ、という意味よ」

「そうか…………フッ、あらためて、よろしくなっ!」

「「「「「よろしくっ!」」」」」




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