戻ってきた日常
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シャと共にログアウトし、オフ会に向かうことにした。
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「よっ、少し遅くなったか?」
「こんばんは〜」
「お、遂に英雄の登場みたいね!」
台東区御徒町の裏通りに位置する店《ダイシー・カフェ》。ここではSAOのオフ会が既に開かれていた。
司会(?)であるリズが俺たちを出迎えてくれた。
「随分と遅かったわね?」
「すまんな、書類の数が多くてな」
「まあいいわ。ほらこっち来なさい!」
「えっ!?ちょッ!!」
リズに引っ張られるまま台の上に立たされた俺は訳が分からない状態だった。
そんな状態のなかリズはクラッカーを取り出した。
「えー、それでは皆さん再び御唱和ください!せーのッ!!」
「「「「「シオン!SAOクリア、おめでとう!!」」」」」
皆がそう言うと一斉にクラッカーを鳴らすと、クラッカーから飛び出る紙吹雪が宙を舞った。
「これまた随分と派手にやるな・・・」
「まあ、俺もやられたんだがな・・・」
どうやらキリトの方もやられたらしく、その時もクラッカーが鳴ったらしい。
「二人ともお疲れ様♪」
「よっ、シュタイナー。お前のバイト先ここだったんだな?」
「うん、まあね。エギルさんとは昔からの知り合いだったから」
「そうなのか?」
「正確にはこいつの親父とだがな」
そう言ってエギルは俺にウーロン茶を差し出す。
俺は短く礼を言うと、それを口に含む。
すると向こうの席から一人のスーツのきた男が来た。
「お疲れ様」
「シンカーさん!お久しぶりです!」
「そういえば、ユリエールさんと入籍したそうですね。遅くなりましたが、おめでとう」
「いやまあ、まだまだ現実に慣れるのに精一杯って感じなんですけどね。ようやく仕事も軌道に乗ってきましたし・・・」
「いや実にめでたい!そういえば見てるっすよ、新生《MMOトゥデイ》」
「いや、お恥ずかしい。まだまだコンテンツも少ないくて・・・それに、今のMMO事情じゃ、攻略データとかニュースとかは、無意味になりつつありますしねぇ」
シンカーさんは照れた笑顔のまま言った。
「まさに宇宙誕生の混沌、って感じだもんな・・・」
『混沌、か・・・』
俺はグラスに入った氷をカラカラとグラスの中で回す。
「エギル、どうだ?その後《種》の方は?」
エギルはニヤリと笑った。おいエギルよせ、その顔は子供には見せられんぞ、悪い顔だ。
「すげえもんさ。今、ミラーサーバがおよそ50・・・ダウンロード総数は十万、実際に稼働している大規模サ
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