暁 〜小説投稿サイト〜
戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第四話 由比大尉!正雪の方じゃないからな!!その六

[8]前話 [2]次話
「次の戦いにしてもな」
「今度は陸軍衆ですけれど」
「陸軍衆の軍人達に対しても」
「今度の相手は由比正臣大尉だ」
 この者が二人の今度の相手だというのだ。
「弓道の達人だ」
「弓ですか」
「あれが今度の勝負の題目ですか」
「そうなるだろう」
 こう二人に話すのだった。
「今回はな」
「ううん、弓道ですか」
「あれですか」
 弓道と聞いてだった、二人は微妙な顔になった。そのうえで悪田部に対してその微妙な顔でこう問うたのだった。
「あれですよね、的を狙って」
「より的に当てた方が勝ちですよね」
「それも真ん中に」
「そうですよね」
「そうだ、弓道は一対一の勝負でもチーム同士の勝負でもない」
 そのどちらでもないというのだ。
「どちらでもない」
「ですよね、的を射る」
「それですよね」
「これまでの剣道や柔道と違う」
 同じ武道でもだというのだ。
「純粋に腕を競うものだ」
「そうですか、じゃあ」
「これまでとは全然違う勝負で」
「勝手が違いますね」
「それも全く」
「しかしだ」
 それでもだとだ、悪田部はその二人に返した。
「君達には勝ってもらう」
「再併合阻止の為に」
「絶対にですね」
「手段は問わない」
 勝つ為のそれはというのだ。
「どれだけ卑怯で姑息で陰険で無法でもな」
「勝てばいいんですね、勝てば」
「勝てば官軍ですからね」
 二人も笑顔で持論を出す。
「そしてですね」
「ボーナスも貰って」
「俺達にとってもいいことですね」
「それもあるから」
「じゃあ今度は」
「どんなのがいいか」
 二人はここでそのボーナスの話になった、今回二人が求めるものはというと。
「川村ゆきえさんよくね?」
「ああ、あの人な」
「すげえエロいよな」
「もう雰囲気自体がな」
「もうな、水着になってもコスプレになってもな」
「煩悩全開になるぜ」
 普段からそうだがそれが極限まで高まるというのだ。高校二年生の煩悩はまさに今が盛りという頃である。
「それこそ何度も観てな」
「使用出来るからな」
「写真集もDVDも」
「刺激的過ぎるぜ」
 特に下半身にだ。
 こう話してだ、そしてだった。
 二人は悪田部に顔を戻してだ、こう言った。
「今回は川村ゆきえさんお願いします」
「あの人の写真集を」
「写真集ももう想像しただけで、ですからね」
「元気が出ます」
「元気なのはいいことだ」 
 悪田部も青少年の熱情を否定しなかった、ありのまま認めて言う。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ