マクロスF
0733話
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ジュラへと向かって行く。
にしても、どうやってあの尾を切断するつもりだ? VF-25のようにアサルトナイフを持っているならともかく、VF-171に近接戦闘用の武器は無かった筈だ。
そう思っていた俺の考えは、ある意味で正しかった。2機のVF-171は1機がバジュラの牽制を行い、もう1機がガンポッドで尾を狙い始める。
いやまぁ。確かにVF-171だとその方法しかないとは思うが……何と言うか、思い切り力業だよな。
バジュラにしても、尾を切断されるのはごめんなのか何とか回避しようとして、あるいはVF-171へと向かって突っ込んで行き、尾の刃で攻撃しようとするも……
「さすがに慣れてきたんだろうな」
頭部が無い為、ビームやミサイルで攻撃されないと理解して安全性が確保されているというのもあるのだろうが、VF-171は常に一定の距離を取りながら尾を狙って射撃していく。
だがそれでも尾は細く、命中弾は出ずに数分が経過し、ようやくガンポッドから放たれた弾丸がバジュラの尾を切断することに成功する。
『よし、次はブルー3、ブルー4だ』
『了解』
短く返事をし、これまで逃がさないように牽制を続けていたバジュラへとVF-171がガンポッドを撃ったその瞬間。
「……あ」
その結果に思わず呟く。
何しろ、隊長機と思われるパイロットですら数分掛かったというのに、1撃で尾にガンポッドの弾丸が命中したのだから。
『……』
戦場の中を微妙な空気が包み込む中……取りあえず俺達は気を取り直して、生け捕りにしたバジュラをマクロス船団まで運んでいくのだった。
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