暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0733話
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射。生体兵器故に抜群の機動性と運動性を持つバジュラといえども、さすがにほぼゼロ距離からのミサイルのシャワーについては回避出来なかったらしい。4匹のバジュラが次々にミサイルに命中して尾や頭部、あるいは胴体、足と言った部分が爆散していく。
 特に胴体にミサイルが命中した個体は、文字通りに爆散して宇宙空間に肉片をバラ撒く。
 ……ちっ、やり過ぎたか? 一応通常よりも攻撃力の低いマイクロミサイルポッドの方を使ったんだが。
 ともあれ、結果的には大成功と言えるだろう。全4匹の生け捕りに成功したとは言えないが、爆散したのは1匹のみで残り3匹はそれぞれが多かれ少なかれダメージを受けつつもまだ生きている。
 とは言っても、その3匹の中でも主な攻撃手段である頭部と尾を失ったのは1匹のみであり、残り2匹はビームやミサイルが内蔵されている頭部先端は消滅しているものの、まだ近接攻撃が可能な刃の付いている尾は残っているのだが。
 頭部と尾を失って殆ど瀕死なのか、動きを見せない1匹を捕らえながら呟く。

「ま、後はその尾を切断すればいいだけだから、それ程の手間はいらないんだけどな」
『そうか、ならその手間は俺達に任せて貰っても構わないか?』

 呟いた俺の言葉に来た返事。映像モニタに映し出されているのは、新統合軍のパイロットスーツの男。年齢としては今の俺よりも10歳程年上の20代半ば、オズマと同年代といったところか。
 レーダーを見る限りでは、VF-171が4機。それぞれがバトロイドになって、ガンポッドでバジュラが逃げ出したりしないように牽制している。
 なるほど、モニカが言ってた奴か。……まぁ、戦闘に関しては殆ど終了してるんだ。残り2匹の尾を切断するのくらいは任せてもいいだろう。幸いビームやミサイルが内蔵されている頭部はこっちで処理したんだし。

「了解した、なら俺はあの瀕死のバジュラを確保するから、残りはそっちに任せても構わないか?」
『ああ、問題無い。ただ、一応念の為にお前さんはそこでいつでも俺達のフォローを出来るようにしていて貰えるか?』

 ……へぇ。年下に見える俺に対しても素直に頼ってくるとはな。謙虚というか、自分の力量をきちんと弁えているというか。とにかく、以前模擬戦をやった相手と違うのは好印象だな。

「了解した。何かあったらすぐにフォロー出来るように準備はしておくから、安心してくれ。一応1匹ずつで頼む」
『分かった。おいお前等。今の話を聞いてたな。まず俺とブルー2で右のバジュラを捕獲する。ブルー3とブルー4はそれが終わってからだ。雑魚バジュラの機動兵隊バジュラだとは言っても、あの尾はVFの装甲をあっさりと貫くからな。くれぐれも注意しろよ』

 その言葉に短く返事をし、早速とばかりに2機がガンポッドでの牽制を続けたまま1匹のバ
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