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鎮守府にガンダム(擬き)が配備されました。
第1部
第8話 戦艦棲姫、観艦式ニ潜入ス〜其ノ壱〜
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、葛葉少佐ッ??」


???


2時間後



「なぁカズハ、お前何した」
「まだ何もしてねぇし、する気も無ぇよ」

立食パーティーも終わり、観艦式も佳境に入る頃。
俺とラリーは一般客の往来する屋台エリアを早歩きで進む。

「じゃあ何で尾けられてんだ=H
然もあんな別嬪=Aそれも3人に……」
「だから俺が知るかよ……ッ??」
「おいおいカズハよ…あんな美人といつの間にお近付きになったんだぁ〜?」
「人の話聞いてんのかお前はッ??」

ちらりと人混み越しに後ろをほんの少し振り向く。
屋台の陰から3人の女性が此方をジッと見ていた。
……何かやったっけ、俺…。

「じゃあ後は任せたぜ。
機体の調整してくる」
「え、あ…おいッ??」
「はははッ、そろそろ女の1人でも囲ってみろよ、相棒ッ??」

人混みに消えていくラリー。
その後ろ姿を呆然と立ち尽くしながら見送る。

「……ッ…??」

一抹の不安を拭いきれず、頬を一筋の汗が流れる。
俺は逃げるようにその場から走り出した。


???


「……で、何の用だ……」
「…………」
「……黙りかよ…ったく」

横須賀基地内の一角、有名なカフェの出張店のテラスの端で、私達は彼と向かい合っていた。

「……話がしたかっただけです、此処で戦火を交える気はありません」
「お前達の言葉を鵜呑みにしろと?
俺達はお前等に殺されかかってるんだぞ?」
「私達も、此処にいる艦娘達を敵に回すような愚行はしません」

鹿島の基地から彼等の跡を付けて、漸く彼を見つけた私達は、逃げる彼を捕まえ、このカフェでやっと話し合いの場を設ける事に成功した。
彼には警戒されてしまったが、結果的には目的を達成出来た。

ウェイトレスが私達の注文した品を持って来た。

暫くの間、私……戦艦棲姫と彼の間に沈黙が流れた。

「まぁ、百歩譲ってお前達が話し合いに来たってのを信用したとして、だ。
……何故こんな状況に……糞ッ??」
「テイトクッ?? ハイ、ア〜ン……」
「わ、私に他意はありませんッ??
これは、その…艦隊旗艦の命令だからですッ??」

彼の膝の上に座るヲ級と、彼の左側にピッタリ寄り添うル級を交互に見ながら、彼は絶望したように顔を真っ青にしながら愚痴を零した。

「逃げられると面倒なので……。
貴方が女性が苦手、と言うのはわかっています。
武器を向けられないだけ有難いと思ってください。
私達なりの誠意と取っていただいて結構です」
「ただの拷問じゃねえかッ??」
「こんな美女3人に囲まれてるんですよ?
拷問どころか男性にとっては天国じゃありませんか」
「俺にとっては地獄なん…ムグッ??」
「テイトク
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