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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
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───…
「問.課題ってなんであるんだろう」
「答.卒業するためだよ」
芳樹と亮平、日ノ岡は三人で今日出された課題を黙々とこなしていた。
「ってか、なんでここの大学二学期制なんだよ。ウェルカム夏休み」
「とりあえずクーラー付けようよ。何で扇風機なのさ」
「今、節約中なんだよ。
ただでさえ芳樹がバカやって親に仕送り止められてるから、そうするしか今月乗り切れそうになくて」
「なるほど、桑元が原因か」
日ノ岡は暑さのせいでイライラが募っていたのだろう。芳樹に攻撃を仕掛ける。
「お前のせいか、お前の!!」
「痛!?っテメェ!!」
「ああもう、ただでさえ暑いんだから暴れるよ!」
「そう言うなら亮平、お前はこの服の山をどうにかしろ!これがあるからまた暑苦しいんだよ!なんでこんな首元キツくて長袖の服が多いんだよ!」
「ファッションコンテストが近いんだ!それはボツになった服の山々だ!
いいか、絶対触るなよ!あとでナナくんに着せるんだから!」
芳樹と日ノ岡はナナを哀れに思った。
「そう言えば俺、ナナが変身したところ見たことないな」
芳樹はポツリと呟いた。
それに一番反応したのは日ノ岡、亮平はあまりその話題を出して欲しく無さそうだ。
「アイツ、何に変身するんだろうな」
「案外、王蛇だったりして」
「そんなわけないだろ!」
日ノ岡の言葉に亮平は目をカッと見開き、日ノ岡を指差す。
「な、何ムキになってるんだよ」
「あ、ゴメン」
「でもさ、読川くんって変な子だよね。いつも変な機械触ってるし」
日ノ岡は全く悪びれる様子もなく話しを続ける。
変な機械とは、いつもナナが手でなぞっているあの不思議な機械のことだろうか、隠れてやっているつもりなのだろうが正直隠しきれてない。
ピンホーン…
ナナの話しで盛り上がって(?)いた三人は顔を見合わせる。
「誰か来たね」
「こんな時間に、誰だろう?」
亮平が玄関のドアを開けると、そこにはナナが立っていた。
「あれ?ナナくん、どうしたの?」
「晩飯、まだですよね?」
「うん、そうだけど……」
「カレー、作って来たんで一緒に食べましょう」
ナナは胸の辺りにカレーが入っているであろう鍋を亮平に差し出す。
「俺、直ぐにサラダ作るんで、それテーブルに置いていてください」
「あ、うん……」
ナナはすぐに台所へと向かう。
その際、芳樹と日ノ岡の驚く声が聞こえてきた。
「………なんか、ナナくん怒ってたな」
───…
「いただきます!」
四人は少し早い晩御飯を食べていた。
「そういえば、油島さんは?
一緒に住んでるんでしょ、ご飯用意し
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