第二章
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かりで短距離走れない馬鹿はね」
「そういうそっちは何だ?文系駄目で長距離になるとばててな」
「マネージャーだからいいのよ」
「いい訳ないだろ」
こんな調子だった。とにかく何処でも言い合う始末だった。
そんな二人がいるクラスも陸上部もこれには困っていた。しかしである。
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