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相州戦神館學園 八命陣×新世界より 邯鄲の世界より
第7話 四四八の怒り、神栖66町との対決
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か、晶が食って掛かるが、富子は涼しげにバケネズミを虐げるのは当然のことだと言ってのけた。
「呪力者と非呪力者が対等になるなんて考えは大間違いだわ」
町の人間を殺したバケネズミが許せない。醜く下等なケダモノのくせに、ケダモノのくせに、ケダモノのくせに、
ケダモノのくせに。
なぜバケネズミが神と敬う人間に対して反乱を起こしたのか、なぜ反乱しなければならないのか、そして自分達はなぜ
攻撃されたのか。そんなことなど完全に無視していた。少なくとも自分達に原因があるなどとは欠片も思ってはいない。
そこに、致命的なズレを感じた。
「ふざけるな」
自分達がバケネズミに対してしてきた仕打ちは棚上げして、自分達こそが被害者だと臆面もなく言う朝比奈富子を始めとする
町の連中を四四八は許せなかった。
「何様だ、お前」
神などという高尚な存在ではない。単に呪力という念動力があるだけで自分達を神と称し、自分達より非力で弱い存在
を道具のように扱うことに対して何とも思っていない。ひたすらに陳腐で幼稚で矮小な思考回路しか持っていなかった。バケ
ネズミ達が思うように自分達に従わなければコロニー丸ごと消し去るという暴挙を何の躊躇いもなくやってのける。それを
間違いなどとはこれっぽっちも思っていない。自分達は神などと誇ってはいるが、四四八からすれば選民思想に取り付かれた
最悪極まる下種でしかない。バケネズミ達がどんな思いをしながら五百年という月日を過ごしてきたのか。
「俺が一番納得している戦の真を教えてやるよ」
「我も人、彼も人」
それを弁えた上で戦い、殺せ。所詮バケネズミを下等な種族と軽んじ、見下し、こき使うことに対して何の疑問も抱いていない癖に
バケネズミ達に反旗を翻されれば被害者面をしながらバケネズミ達に対して「信頼を裏切ったケダモノ」と吼える。どこが良好な関係
を築いてきたのだ。力関係は一方的で、バケネズミ達を無理矢理に服従、従属させて優越感に浸るだけの薄っぺらい考えしか持てない
など卑怯者以外の何者でもない。
「そう教わったぞ。正直、身につまされたからしっかり胸に刻んでいる」
「柊聖十郎が許せない。神野明影が許せない。そしてお前らが許せない」
命があり、意思も疎通でき、知性も人間と対等の生き物を何の躊躇いもなく踏み潰せるような思考で被害者を騙る神栖66町。それの積み重ねで
町の人間は反乱を起こされたのだ。自分達の行いも省みることすらもせずに、未来を語る姿勢に四四八の怒りは頂点に達していた。
今までに自分達がバケネズミに対してしてきたことがそのまま自分達に返って来ているだけに過ぎない。反乱を起こされてもまだ自分達がしてきたことを
見ようともせずに、未来
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