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相州戦神館學園 八命陣×新世界より 邯鄲の世界より
第7話 四四八の怒り、神栖66町との対決
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ら地獄を思わせる惨状だった。
逃げ纏うバケネズミの兵士達の悲鳴が辺りに響き渡り、町の人間達による虐殺(ホロコースト)の舞台と化している。
逃げ回るバケネズミ達は一人、また一人と同胞達の肉体が破裂し、周囲を更に血で染める。
もはやその光景は「戦い」にすらなっていなかった。圧倒的なまでの力、「呪力」を使い、バケネズミ達を虫ケラのように殺していく。
やはりそうだ。町の人間達はバケネズミの命など家畜と同等程度としか思っていない。幾ら知能があろうが連中に
とってはそれは何の躊躇いの要素にもならない。
自分達と違って醜い「化け物」の姿をした者達に何の情けをかける必要があるだろうか?
所詮使い捨ての道具をいつ捨てようが構わないのではないか?
「やめろ! やめてくれぇぇぇぇ!!!」
自分の同胞達が殺されていく光景に気が動転したスクィーラは同胞を殺している目の先五十メートル程にいた監視員に猛然と駆け寄り、その男を突き飛ばす。
「ぐぁ! な! 何だお前は!?」
「黙れ!! 貴様等町の連中はどこまで我等バケネズミを殺せば気が済む!!」
「何だと?」
「俺の姿をよく見ろぉ!!」
スクィーラは自分の本来の姿を監視員の目に晒した。
「ほう! お前は野狐丸。貴様のコロニーで反乱の兆候があったのでな。知らないとは言わせんぞ!」
「反乱だと? 当然だろう! 貴様等のような者達に隷属して繁栄など出来るものかぁ!!」
「がぁ!?」
スクィーラは邯鄲の夢の技の一つ、創法の形で槍を素早く作り上げ、監視員の頭を電光の速さで貫いた。
「許さん! 許さんぞ神栖66町!!!」
生まれて以来過去最高の憤怒の感情で支配されたスクィーラは、残りの監視員を抹殺するべくコロニー中を駆け回る。戟法の迅の数値が高いスクィーラは迅雷の速さで
コロニーを疾走した。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「柊くん!」
「分かってる世良!」
四四八は、昨夜の夢を見たのが自分だけではないことを他の六人と今朝会って知った。そう、この世界はスクィーラが元々いた世界だ。
この世界は第四層か? もしくは第五層なのか? それすらもハッキリとは分からない。だが目の前で繰り広げられるスクィーラと同じ姿形をした
異形の者達の悲痛な叫びを聞いた四四八は行動するのを躊躇わなかった。
「四四八!」
「四四八くん!」
「柊!」
「柊!」
「四四八!」
仲間達全員が目の前の虐殺を止めるという選択をした。詳しい事情は分からない。だが目の前にいる虐
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