第92話 少年達は黒幕とお話をするようです
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ィールド。」
『完全なる世界』、『|運命を冠する者(ディアーション・フェイツ)』がV、フェイト・アーウェルンクス。
僕らを・・・いや、僕と何度も相対して来た、今までで間違いなく最強最悪の敵。
何が目的だ?こうして姿を見せた以上、僕を排除しようとしに来た訳じゃないだろう。
「なんの用だ、フェイト!」
「それはね………。」
ザシャンッ
「貴様……!」「なんのつもりよ!!」
フェイトに疑問を投げた所で、何処からか僕とフェイトを見つけたのだろう明日菜さんと刹那さんが橋の
上へ跳んで来た。先程までの余裕の笑みを消し、無表情に戻ったフェイトはあろう事か僕達の方へ歩いて
来る。当然、明日菜さんと刹那さんは構えを取る。
「このっ……!」「くっ……!」
「待って!ダメです二人とも!」
「ネギ君の方が冷静だね、女剣士にお姫様。件も魔法具も出さないのが得策だ。お尋ね者は君達。
騒ぎを起こせば捕まるのはそっちだよ。」
「……やはりネギ先生達を嵌めたのは貴様達か。」
まるで『邪魔をされた』とでも言いたげな刹那さんから僅かに闘気が漏れ、ほんの僅か鞘走る。
あと一歩、刹那さんの間合いに入る手前でフェイトがほんの僅かに・・・楽しそうに口端を上げる。
いけない・・・・!!
「異世界冒険旅行のスパイスにね。良い演出だったろう?それから桜咲刹那。
ザッ
―――僕を一撃で仕留めるのは無理だから、その案はやめておいた方がいい。」
「「………!!」」
僕が察知出来た事をこいつが分からない筈も無く、それを分かった上で刹那さんと明日菜さんの間合いを
事も無げに通過し、僕の目の前に瞬時に現れる。・・・やっぱり、"今"の僕では知覚するのでやっとだ。
「フッ、挑発しても闘気すら出さないか。それが正解だよ。今僕達が始めると周囲を巻き込む。
まぁ僕は数百・数千が消え去ろうともどうとも「御託は良い…!!」………ほう?」
「僕はなんの用かと聞いたぞ、フェイト。」
「フ、フ……そう、それだよ。今日君の前に姿を現したのは戦いをしに来た訳じゃない。
平和的に話し合いと取引をしようと思ってね。」
あくまで楽しげに話すフェイトだが、喋っただけ僕達のボルテージは上がって行く。
平和的に・・・取引、だと?世界を滅ぼそうとしているような奴らが?
僕達を貶めた組織の連中が、何を―――
「な、何言ってんのあんた!!」
「……今までのお前らを見て、その言葉を信じろって言うのか?」
「……今の君は、僕達が何者なのか、何を目的としているかも知らず状況に流されるまま
僕達に敵愾
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