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少年は魔人になるようです
第92話 少年達は黒幕とお話をするようです
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・クルト、めー、なの。」

「どぉうぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁぁぁあああ!?あ、アリアさん!?い、いえ誤解ですよ!

と言うか何かしましたか、僕!?」

「顔見てれば分かるわよぼーや。見惚れてるだけだから許すけれど、ふしだらな事考えたら刺すわよ。」

「ノワールさんまで……。僕そんな事しそうな顔ですか?」

「……うん、まぁ。」「……ええ、まぁ。」「・・・・うん。」


ああ、そうですか。僕の事そんな風に見てたんですか。僕はこんなに皆に尽くしていると言うのに。

裏方に回って、面倒な手筈整えて、部下とジジイ共に挟まれて、魔族と愁磨さん達に挟まれて・・・

無理難題押し付けられては世界の為だと自分に言い聞かせて全て熟して来たと言うのに・・・。

ふふふ、なんて報われない……まぁ慣れましたけどね。ええ、慣れましたとも。」


「く、クルト?冗談よ?貴方が苦労してくれているから、シュウが楽出来てるのよ。」

「そうだぞクルト。お前のお陰で、俺達は計画の方に専念出来てるんだ。」

「しゅ、愁磨さん、ノワールさん……!」

「・・・・でも、かお、えっちい。」

「「アーーリーーアーーー!!」」


相変わらずストレートかつ真実しか言わないアリアさんの言葉がグサッと刺さったが、

愁磨さん達に両頬をひっぱられて面白い顔になったアリアさんを見て吹き出す。

あぁ、やっぱり。僕はこの人達が好きらしい。でなければ―――

………
……


「……全魔法世界住人よ、御機嫌よう!さぁ―――俺の名前を言ってみろ!!」

『『『白帝様ぁぁぁあああああああああああああああああああああああ!!』』』

「あらぁ〜?私の名前は忘れてしまったのかしらぁ?」

『『『黒姫様ぁあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!』』』

「忘れていないようで何より。さぁ……。」

「「祭りを始めよう(ましょう)!!」」


愁磨さんの宣言に合わせ多くの花火が咲き誇り、龍王も口から光線を吐いて空中で爆破させる。

以外な事に、一般市民も戸惑う事無く騒ぎ出す。まさかと思い愁磨さん達を見ると、全員がニヤリと笑う。

当然の如くオスティア全域に認識阻害の結界魔法発動済みですか。流石と言うか何というか。


「さて……我らが希望君はどう出るのですかね?」


そして私達の視線は同じ方向、即ち闘技場へ向く。今頃ナギさんとエルザさんの息子は、あそこで

戦っている事だろう。その先がどこへ続くとも知らずに。

Side out


Side ネギ

ドカッ!
『『『オォオオオォォオォォォオオオオオオーーーー!!』』』

『強い!強いナギ・コジ
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