第八十話 Highmax
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に喰らったハイマックスは胴体に深い傷を負わせられた。
ルイン「貴様の防御力は大した物だが、弱点さえ分かれば大したことではない…消えろ、アースクラッシュ!!」
ゴミを見るような目でハイマックスを見遣るルインはオーバードライブを発動し、攻撃力を底上げすると、ハイマックスにアースクラッシュの連撃を浴びせた。
ハイマックス「ば、馬鹿な…」
ルイン「弱いな…貴様……」
全身から煙を噴き出し、ショートしているハイマックスを嘲笑うルインに何処からパチパチと拍手が聞こえた。
そちらに向くとアイゾックが拍手を送っていた。
アイゾック「まさかここまでとは…素晴らしい…素晴らしいぞルイン!我が最高傑作にも劣らぬ性能じゃ!!」
ルイン「貴様は…」
セイバーを向けようとした瞬間。
意識が霞んでいく。
ルインの人格が現れた。
ルイン「あなたは…」
アイゾック「どうやら元に戻ったようじゃな。もう少し奴と話がしたかったのじゃが残念じゃ」
笑みを零しながら言うアイゾックにルインはイレギュラー化への恐怖を振り払うように口を開いた。
ルイン「アイゾック、いえワイリー博士と呼んだ方が?」
アイゾック「……何故、わしの名を?」
ルイン「私にも独自の情報網があるんですよ。ワイリー博士。あなたの狙いは何ですか?ゼロを探すにしては少しやり方がえげつないですよ?ゼロの形をしたナイトメアもあなたの仕業でしょう?」
多少前世の記憶を取り戻したルインは目の前の人物がアルバート・W・ワイリー本人だということを知っていた。
アイゾック「どうやって調べたのかは分からんが大したものじゃ。いいものを見せてもらった礼に少しだけ情報を与えてやろう。わしは確かにアルバート・W・ワイリーじゃ。奴に協力し、ゼロのDNAデータを手に入れ、ゼロに異変がないかを調べるためにな。ハイマックスは…ゼロの力が衰えていないかをテストするためじゃ。ついでにゼロと同じ反応を持つお前の実力を知ることが出来ればと考えたんじゃが予想以上じゃった。お前はナイトメアウィルスによる強化があったとはいえ、あのエックスですら傷を付けられなかったハイマックスすら容易く打ち破った。そしてゼロナイトメアはレプリロイドの洗脳をテストするモルモットを集める大義名分のために生み出した“玩具”じゃよ。ついでに“玩具”を使ってゼロ達をおびき寄せられたら…などと考えた」
ルイン「成る程ね!!」
チャージショットをアイゾックに向けて放つが、膜のようなバリアに弾かれた。
ルイン「!?」
アイゾック「無駄じゃ、お前ではわしに傷を負わせることは出来ん。」
ルイン「…………」
アイゾック「わしにはお前を葬ることなど赤子の手を捻るのと同じくらいたやすい。じゃが
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