1話 妖精の尻尾
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「ウルティアよ会議中に遊ぶのはやめなさい」
「だってヒマなんですもの ね? ジークレイン様」
ウルティアと呼ばれた黒髪の女性は水晶玉を自分の頭の上に乗せた。
「おーーヒマだねぇ誰か問題でも起こしてくんねーかな」
青い髪の男の発言に老人たちは、ざわめく。
「つ・・慎みたまえ何でこんな若造どもが評議員になれたんじゃ」
「魔力が高ェからさじじぃ」
「ぬぅ〜〜」
ジークレインの言葉に老人たちは喚き続ける。すると、ジャラ・・と杖の装飾が鳴った。
「これ・・・双方黙らぬか。魔法界は常に問題が山積みなのじゃ中でも早めに手を打ちたい問題は・・・」
「妖精の尻尾のバカ共じゃ」
フィオーレ王国人口1700万の永世中立国そこは魔法の世界。魔法は普通に売り買いされ人々の生活に根付いていた。その魔法を駆使して生業とする者共がいる。人々は彼らを魔導士と呼ぶ。魔導士たちは様々なギルドに属し依頼に応じて仕事をする。そのギルド国内に多数そしてとある街とある魔導士ギルドがある。かつて、いや、後々に致まで数々の伝説を生み出したギルドその名は・・・・妖精の尻尾
?ハルジオンの街?
「あ・・あの・・お客様・・・・だ・・大丈夫ですか?」
「はぁ、はぁ、はぁ、・・」
「あい。いつものことなので」
桜色の髪にマフラーを巻いてる青年『ナツ』が壁に寄りかかって目を丸くしながら荒く息をしそんなナツの代わりに答える青い猫『ハッピー』だ。
「無理!!もう二度と列車には乗らん・・・うぷ」
「情報が確かならこの街に火竜がいるハズだよ行こ。」
「ちょ・・・・ちょっと休ませて・・」
「うんうん。あ!」
「た〜す〜け〜て〜」
「出発しちゃった」
すいませんナツと偽サラマンダーの戦うシーンまでカットします
「ナツーー大丈夫!」
「小僧・・・人の船に勝手に乗ってきちゃイカンだろぉ。あ?」
「おい!!さっさとつまみ出せ」
「はっ!!」
「いけないここはあたしが」
「大丈夫だよ。ルーシィ言いそびれたけどナツも魔導士だから」
「えーーーーっ!!?」
「おまえが妖精の尻尾の魔導士か?」
「それがどうした!?」
「オレは妖精の尻尾のナツだ。オメェなんか見た事ねェ!!」
「妖精の尻尾!!?ナツが妖精の尻尾の魔導士!!?」
「な・・・あの紋章本物だぜボラさん!!」
「バ・・バカ!!その名で呼ぶな」
「オメェが悪党だろうが善人だろうが知ったことじゃねぇが妖精の尻尾を騙るのは許さねェ」
「ええい!!ゴチャゴチャうるせえガキだ!!」
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