1話 妖精の尻尾
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ナツに向かってボラは手から炎を出した。
「まずい。なんだコレぁお前本当に火の魔導士か?こんなマズい火は初めてだ」
「ふーーごちそう様でした。」
「な・・なな・・なんだこいつはーーっ」
「ナツには火は聞かないよ」
「こんな魔法見た事ない」
「食ったら力が湧いてきた!!」
「いっくぞぉぉぉぉ」
「ボラさんこいつ見た事あるぞ」
「桜色の髪に鱗みてぇなマフラー間違いねぇこいつが・・・本物の・・」
「サラマンダー・・」
「よーく覚えておけよこれが妖精の尻尾の魔導士だ!!!」
「火を食べたり火で殴ったり・・本当に魔法なの!!?」
「竜の肺は焔を吹き、竜の鱗は焔を溶かし、竜の爪で焔を纏うこれは自らの体を竜の体質へと変化させる太 古の魔法元々は竜迎撃用の魔法だからね。“滅竜魔法”イグニールがナツに教えたんだ」
「すごいけどやりすぎよぉぉぉ」
「こ・・この騒ぎは何事かねーー」
「軍隊!!!」
「やべ!!!逃げんぞ」
「何であたしまでーー!!!?」
「だってオレたちのギルドに入りてんだろ?」
「来いよ」
「うん」
「ま〜た妖精の尻尾が、やらかしおった」
老人が机を叩いた。
「放っておきゃいーんすよ」
ジークレインがそう言うと老人がキレた。
「何だと貴様!!!」
「あんなバカたちがいないと・・この世界は面白くない」
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