〜IF〜 分岐する未来
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をした。
「光。どうした?
お前がそう言うなんて珍しいな」
ああ。俺もそう思う。
今までの俺なら関わらなかったな。
けどなんでかな。原作のイベントだからこそ関わらないといけない。
そう思ったんだ。
「……駄目か?」
金次にそう聞くと。
金次は首を横に振り答えた。
「いいや。俺はいてもいい。むしろいてほしい。
理子と女子と2人っきりだと正直辛い」
ヒステリアモードになりたくないからか俺が参加する事に同意した金次。
気持ちはわからんでもないが金次今の台詞、学校や人前で言うなよ。変な誤解を招くぞ。
「じゃあそうと決まったらさっさとゲーム選んで帰ろうぜ!」
金次の支払いを待ち、会計が済んだ俺達は第3男子寮へと歩きだした。
因みに金次はゲームの中に続編物を入れようとしていたが止めた。
彼女が傷つく行為をする必要はないと思ったからな。
男子寮に着くと金次の携帯に着信がきた。
着信相手は……アリアからだ。
金次が出ると開口一番に…
「馬鹿金次!あんた今どこにいんのよ!
さっさと帰ってきなさい!」
と奴隷を叱責するアリアのアニメ声が響いた。
「だー、うっせぇー!今寮の前だ。光もいる」
金次がそう返すと御主人様から俺に代わるようにとの指示が出たようだ。
「ちょうどいいわ!ミツル。あんたもこれから家に来なさい!」
逆らうと面倒そうだったので仕方なく、本当に仕方なく行くことにした。
「わかった。場所は……OK!
今からすぐに行くよ」
そう言って金次の携帯を切り金次に返すと金次が尋ねてきた。
「どこに行くんだ?」
「お前の部屋」
「なっ??」
絶句してる金次。
「ま、頑張れや〜。女子と同棲とか……アアウラヤマシイ」
「最後棒読みだ!」
あたり前だろ。いくら美少女でもツンツンのアリアさんは勘弁だ。
アリアは可愛い。それは認める。けどな、二丁拳銃や二刀小太刀持ち歩いてる女子なんか誰でも嫌だろ。
「金次、戒名考えとけよ!」
「不吉な事を言うな」
金次の部屋に上がりこむとまず初めにリビングに置かれた大きな旅行鞄に目がいった。
「随分でかい荷物だな。なんだそれ?」
俺がアリアに聞くと。
「何って宿泊セットよ」
「は?」
「キンジが強襲科に戻るって言わないと」
「言わないと?」絶句してる金次の代わりに聞くと。
「泊まっていくから」
「は?ちょっ……ちょっと待て!何言ってんだ!絶対駄目だ!帰れ!」
金次は断固反対した。
「うるさい、うるさい、うるさーい!
あんたはあたしの奴隷なの!」
なんか既視感を感じるな。
アリアと金次の言い争いは夜中まで続いたらしい。
俺は早々に帰宅したから
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