暁 〜小説投稿サイト〜
闇の魔法使える武偵はおかしいか?
〜IF〜 分岐する未来
[11/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
その後のことは詳しく知らない。



俺は自室に戻るととある人物(・・・・・)に連絡を取った。
「もしもし…」
電話をかけるとその人物からは不機嫌な返事が返ってきた。
「あ〜。もしもし?」
「……」
「こんばんわ。ちうたん」
「ちうたん言うな??」
鋭いツッコミを入れる電話先の相手。
彼女は情報科(インフォルマ)所属の2年。Sランク武偵だ。
「わかったよ。長谷川(はせがわ)さん」
長谷川 千雨(はせがわちさめ)。ありとあらゆる情報を掴んでいる腕利きの情報屋であり、その気になれば大国の国防総省(ペンタゴン)のコンピュータにハッキング出来る腕前を持つハッカーでもある。
年齢は俺より一つ上だが、一年間ほど引きこもって過ごしていた為、留年したらしい。
ランク考査は無理やり出されたらしくSランク。卒業できるだけの単位はあるが出席率は最悪で、ほとんど寮から出ないガチのニートになりつつあるという話だ。(薬味少年談)

「千雨で言いつたっろ」
「わかったよ、ちうたん」
「ちうたん言うな??」
どうやらちうと言うのは駄目らしい。
「わかったよ。千雨さん」
「ふん、で?」
俺は用件の一つでもある神崎・H・アリアについて情報収集を頼んだ。
「……。すぐ行く!」

ちうたんが家にやって来た。
「歯を食いしばれ!」
俺の側に近寄ってきた彼女は、突然俺の顔を殴った。
「くっ……」
ストレートパンチが決まり頬に痛みがでた。
「この、たらしが……」
何故殴られたかよくわからなかったが文句を言える雰囲気ではなかった。
「そんなにロリが好きならいつでも、ちうになっ……って待て私。落ち着け、早まるな。
危ねえ、盛大に自爆するとこだったぜー」
一人で何やらブツブツ呟く千雨。
顔が赤いのは風邪でも引いたのか?
「ゴホン。あー、そのだな…。神崎・H・アリアとはどんな関係なんだ?」
千雨さんがそう聞いてきたのでありのままを話すことにした。
「んー。一応、(仕事の)パートナーかな?」
「寝食は共にしてないよな?」
「あ〜。したけどあれは…」
「なっ??
ま、まさかそこまで関係を……
(ってきり仕事のパートナーだと思っていたが、まさか恋愛のパートナーだったとは……)
くっ……光。やっぱ後で殴る」
なんでだ?
その後も罵倒されたが結局ちうたんが何故怒りだしたのかわからないまま朝を迎えてしまった。




翌日。
「理子」
金次と共に向かった女子寮の前の温室に彼女はいた。
ここの温室。ビニールハウスだが人けがなく、秘密の打ち合わせには便利な場所となっている。俺もたまに神鳴流の女剣士さんとか魔眼を持つ必殺仕事人とか中国拳法のお師匠様とか糸目忍者さんとか元気が最強と言う口癖のバスケ部員とかとの
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ