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ゼロの使い魔ー紅の書ー
作戦会議
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  ハルケギニアに来てからまだ、4日目ーー
もっと長い間いるような感じがするくらい
馴染んでるな・・レンはどうなんだろう?

  隣で規則正しい寝息をたてるレンを
見守るような穏やかな瞳で眺めながら
髪をとかすように撫でた。

  「ーーーークー?」

  「あっーーこれは、その・・ごめん!!」

  聞こえないくらい小声でやっちまったと・・
一人ごちながら、手を離そうと腕を引いた。

  「気持ちいいから、もっとして欲しいーー」

 手を掴まれ髪に戻された、これは・・
心を前より開いてくれたのか・・?
レンの昔話を聞いたりしてから
かなり距離縮んだよな!
なんか、いつもよりレン
顔が赤いような、だといいなーー

 朝食まで、まだ時間もあるから・・
ゆっくりできる、このままいけばーー
恋人とかーー夢じゃないよな!!

  「・・・・クー?」

 早くして欲しげに、寝返りを打ち目を合わせ、
パチパチと愛らしく瞬(まばた)きをする。

  「ッーー!! わかった・・任せてくれ」

  レンはやっぱり可愛いな、上目遣い
されただけで心臓止まりかけたぜーー
あぶねぇ。
それにしてもレンの髪って、綺麗だな。
こんな近くで、見たことないし触ったのは
初めてかなーー

  「ーーーー落ち着く・・クーに触れられてると・・時間があるときは、またお願いしていい?」

  体を抜いて安らかにしている姿を見ると、
暖かい気持ちになる、ずっとこうしていたいな。

  トントン

  ドアをノックする音が響き渡る。

  「朝食の準備が整いましたので、お知らせ致しますーーお取り込み中の場合は後程、料理を部屋までお運び致します」

  「今すぐ行くよ! 大丈夫だから!」

  やましいことは、していないのだけど・・
何故か早口になっちまった。

  「レン、行こうぜ!」

「ーー行きましょう・・クー」

  早々に着替え廊下に控えレンの
準備が終わるまで待ち、一緒に食堂まで
歩いていく。

 ◇◇◇

  食事を終えてから、部屋を移動する間に気持ちを
引き締める。

  いよいよ作戦会議が開かれる・・

 ギィィ

  扉を開き、部屋に踏み込んだ。

  「来るのが早くて本当助かるなクー、レン」

  椅子に座るウェールズの隣にジェームズ
 もいる。

  「レコンキスタと早くカタをつけたいしな」

  クーは、近い椅子に腰をかけ、
レンは隣に座った。

  「確かにそうじゃな・・」

  ジェームズが視線をウェールズに移し
アイコンタクトをする。
どうやらウェールズに話を任せて
あるみたいだ。

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