第五章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
取ったまではよかった。
だがそれからヒットを打たれだ。そして四球を続けて出した。一死満塁、絶対絶命の状況になってしまったのだ。
「まずいな、こりゃ」
「今のあいつの調子だとな」
ベンチだけでなくだ。観客席も今の状況に暗い顔になる。
「押し出して同点か?」
「ヒット一本でサヨナラもあるぞ」
「どっちにしろここで打たれたらな」
「甲子園なくなるな」
「そうだよな」
その危惧がだ。彼等を覆っていっていた。
そしてだ。マウンドにだ。
ナインが集まる。そのうえで徹に対して言うのだった。
「落ち着いていけ」
「いいな」
「あとたった二人だ」
「二人だけだからな」
こう言ってだ。彼を励ますのだった。だが雰囲気はだ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ