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相州戦神館學園 八命陣×新世界より 邯鄲の世界より
第4話 受け入れてくれる存在
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ったような顔をして答える。
「ええ、確かに私は化け物ですよ。醜悪で、人間とは似ても似つかぬ土の中に生きる卑しい生命体だ!!!!」
スクィーラは裁判の時以来の激情を世良に対して爆発させた。
「それでこんな化け物の私に何か用ですか? 大した用事もないのに声を掛けないでくれませんか? どうせ化け物の事情なんて分かるわけはないでしょうけど」
「塩屋くん!!」
怒気なのか、それとも悲しみなのか分からない怒号を世良が発した。
「そんなこと言わないでよ……」
世良の目には僅かに涙が浮かんでいた。
なぜ涙など浮かべているのかスクィーラには理解できなかった。
「何なんですか……?」
「ご、ごめん。怒鳴ったりして……」
そう言うと世良は足早にその場を去っていった。スクィーラは世良の背中を見送ると、いつもの日課である修練、鍛錬に打ち込み始めた。
そして数時間後、鍛錬を終え、寮にある自分の部屋にたどり着いたスクィーラはそのままベッドに倒れこんだ。先ほどの世良とのやり取りを
忘れたいスクィーラは眠りに落ちていった。自分が人間ではないことがバレたこと自体は然程気にしていない。逃げようと思えばいつでも逃げられる。
五ヶ月にも渡る血の滲むような鍛錬を積み重ねたスクィーラは邯鄲の夢の破段にまで昇りつめていた。
以前とは違う自分の力に達成感を感じたスクィーラにとっては自分の正体が露見するなど些細なことに過ぎなかった。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
『スクィーラ、お前自身望むことは一体何だ?』
『これも我等バケネズミにとっては必要なことだったのです』
『■■様、私はミノシロモドキを持って部下と共に明日、町へと赴こうと考えております』
『何する気だ?』
『決まっております。ミノシロモドキに記録された真実を町の人間達に伝えるのです。この事実を知れば町の人間達も我らのことを考えなおすやもしれません』
誰かと会話している夢をスクィーラは見ていた。目の前にいる若い男の容貌はよく分からない。霞が掛かったようにボヤけている。
そしてスクィーラはその男の名前を呼んだ瞬間に、雑音のような音が入ってきた。頭の中で考えても目の前の男の名前が言えない、いや、考えることが出来ないのだ。
だが会話している目の前の男のことをスクィーラは知っている。この男に町を倒す為に助力を懇願したのだ。
「そうだ……、私は町に行ったんだ……」
スクーラは無意識下の海に来る前にこの男に出会っている。そして命を落としてあの無意識の空間に流れ着いたのだ。
「この男は……、
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