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相州戦神館學園 八命陣×新世界より  邯鄲の世界より
第4話 受け入れてくれる存在
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力者だけが有利な条件
で、今日まで生き残ってきたのだ。

 非能力者のとその子孫は未来永劫、醜い化け物同然の姿で呪力者に支配され続けろとでも言うのだろうか?

 他に方法はなかったのか? こんなやり方でしか生き残れなかったのか? 自分達の祖先の非能力者達はバケネズミに改造されることに納得した
上で今のような姿になったというのか?

 どれだけの数のバケネズミが五百年の間に呪力者に殺されただろうか? 

 確かにこの姿ならば同じ人間だとは思うまい。呪力者が生き残るには最適で合理的だろう。だが自分達のような、非能力者の子孫のバケネズミ
にとっては……。

 お互いに手を取り合うでもなく、単に能力者ばかり有利な手法を取ったに過ぎない。

 そのせいで五百年も呪力者に虐げられることになったのだ。非能力者を能力者が生き残る為の踏み台にしているだけではないか。これに納得する
など到底できない。

 非能力者の都合などハナから度外視していなければこんな方法をとるわけがない。非能力者は能力者の奴隷家畜でいろというのか。

 祖先をバケネズミに改造した科学技術の集団は能力者が一方的に有利な立場で生き残る方法を与えただけだ。

 何故ならば呪力者同士の殺し合いは避けられて、非能力者の子孫であるバケネズミは何人でも殺し放題。非能力者には余りに無慈悲かる冷酷な
仕打ちだ。

 こんな支配に納得できるわけがない。

 こんな立場に納得できるわけがない。

 こんな状況に納得できるわけがない。


 納得できない、納得できない、納得できない、納得できない、納得できない……。

 スクィーラの脳内はこの六文字で埋め尽くされていた。こんな醜い姿では同じ人間として見てもらうなど到底できるわけがない。町の人間はバケネズミの立場など考慮に入れて
いないからこそ、あそこまでの非道をバケネズミに対してできるのだろう。

 神話に登場するモンスターのような自分のことなど、単に知恵のある化け物と見られるのが精々だ。知性が人間と同じであるのなら人間と同じく喜怒哀楽も備わっている。

 町の人間の影に怯えながらコロニーを運営していくしかないのが千年後の旧人類の子孫であるバケネズミの役目。

 スクィーラはこの状況を変えたかった、自分達の立場を変えたかった、能力者が支配する世界を変えたかった……。

 こんな醜い自分を仲間だと認める人間がどこにいる? 苦しみを理解してくれる人間などどこにいる?

 世良の言葉にスクィーラは諦めにも似た感情が自分を支配していくのを感じた。

 「私が人間ではない、と。それで私に何が言いたいのです?」

 「え、えっと……。何でこの戦真館に入学したのかなー?って」

 世良は戸惑
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