白銀天魔 振るう力
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体を震わせた。
「今のは……?」
「さあ…風の音だった、というのは解りますが」
クロスと、彼を背負うライアーはとりあえず塔を出るべく階段を下りていた。
風が止んだ。
辺りの木々を彩っていた葉は全て落ち、数本の木が折れている。
2人はお互いに傷つき、はぁはぁと息を切らしていた。
――――――――そして。
「……っ、あ…」
小さい声を零し倒れたのは―――――――ポワソンだった。
ココロも立っていられず膝をつくが、意識はある。
息を整えたココロは信じられないモノを見るようにポワソンを見つめると、小さくガッツポーズをした。
「勝った……私、勝ったよ…グラウアッシュ」
その囁くような声は、風に乗って消えて行った。
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