4話、生き別れ?
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てごめんと八木研究員に謝りりつ、俺はキャリーに開発ナンバーしか与えられていない八木のアンドロイドをアバターにするよう命じた。
「キャリー。この戦闘用アンドロイドの体をアバターに使え」
すぐに金髪美少女の戦闘アンドロイドが立ち上がった。なんとなく、黒髪美女の方をアバターにすると思っていたから、ちょっと驚いた。
「キャリー?」
「はい」
でも答えたのは金髪美少女ではなく、寝ていた黒髪美女の方だ。
「そっちをアバターにしたのか」
「はい。もう一体の方はデータを上書きして別擬似人格を作り上げました。宜しければ名前を与えてやって下さい」
「な、名前?」
「はい」
俺はそういうのは得意ではない。だが、金髪美少女の戦闘用アンドロイドは、期待に満ちた表情を作って俺を見つめている。俺には研究員という娘が……。
「よし、お前はレイアだ」
俺なりに一生懸命に考えた上で命名した。嬉しそうな笑顔になったレイアはキャリーと一緒に頭を下げる。
「二人共これから頼むぞ」
「お任せ下さい」
この部屋には旧型アンドロイドはいない。ちょうど昼寝の時間になり、俺は料理人ケイラの居る食堂に向かった。
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