第七十九話 North Pole Area
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・ヴォルファング?」
ヴォルファング「いかにも…大命を受け、再び生を受けた。私のせいで迷惑をかけたのに、ゲイト様は私に生と使命を与えてくれた。」
ルイン「ゲイト…ナイトメアを操ってレプリロイドを傷つけるのが君の使命なの?」
ルインがヴォルファングに問う。
ヴォルファング「……そうだ…。ゲイト様の元へ行かせるわけにはいかん。すまぬが死んでもらうぞイレギュラーハンター。」
氷狼がルインに牙を向けた。
口から氷の弾を発射する。
ルイン「っ!!」
彼女はフルチャージショットで相殺した。
ルイン「ヴォルファング!!本当にゲイトのことを思っているなら、主の間違いを正すのも忠誠の1つなんじゃないの!!?」
ヴォルファング「再び授かったこの命、ゲイト様に使わずして何に使うと言うのだ!!」
壁を利用し、四方八方から襲い掛かるヴォルファングにルインはセイバーで弾いていく。
ルイン「速い…」
ヒット&アウェイ。
己の安全を確保した上で、時間をかけてこちちらの戦力を削ぐつもりだ。
ルイン「こうなったら…」
ヴォルファング「ぬうぅん!!」
爪が彼女の背を切り裂くが、彼女は咄嗟にヴォルファングの腕を掴む。
ヴォルファング「何!!?」
ルイン「フルチャージ!!」
零距離で放たれたフルチャージショットはヴォルファングに直撃する。
ヴォルファング「ぬう…!!」
ルイン「肉を切らせて骨を断つってね…!!」
ヴォルファングにようやくまともに攻撃を入れられたことに笑みを浮かべる。
吹き飛ばされたヴォルファングは直ぐさま体勢を整える。
更にスピードを上げて、ルインに攻撃するヴォルファング。
ルインの左足に裂傷が刻まれる。
次の瞬間、頬に裂傷が刻まれた。
相手のスピードは明らかに自分を上回り、凍りついた足場も有利に働いている。
自ら攻め込むことは困難だが、待ち構えていても勝機は見出だせない。
じわじわと嬲り殺しにされるのが目に見える。
ヴォルファングは跳躍し、壁を蹴り上げ天井へ飛び移る。
立ち竦むルインを翻弄するように縦横無尽に跳び回る。
空間全体を生かした高速移動は、見切ることは愚か、目に映すことすらかなわない。
ルイン「ソニア、全Lv解放。」
ソニア『了解!!』
全てのレベルを解放し、能力の底上げをする。
更にOXアーマーに切り換えた。
シグマとの戦いで奇跡的に無傷だったアーマープログラムを使用したルインは更に力が漲るのを感じた。
しかし、機動力はヴォルファングが上回る。
絶望的な状況の中、ルインはあえて武器を捨てた。
ヴォルファング「勝負を捨てたか!?ならば今楽にしてやる!!」
ヴォルファングは好機と判断し、両
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