ALO
新たな旅立ち
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グレスと言うレクトの子会社が作ってるのだが………それの責任者である須郷と言う人物がSAOサーバーで何かをしていたと言う情報を掴んだ。だが、実際にそこを調べられないし、須郷氏を調べられない。そこで、」
「システム面でも茅場先生を抜いた俺が、このゲームで内側から真相を暴け………そんな具合か」
「後の理由としては、君が一番の適任者だと思っているからだ」
「当たり前だ。あれは茅場先生が造り上げた世界だ。それを悪用させるほど、腐っちゃいねぇ。例え、それをしたのが同僚だった奴でもな」俺はリュックを開き、ゲームパッケージをしまい、席をたつ。
「ゲーム機は新しい物を買った方が良いか?」
「いや、アミュスフィアはアレの単なる強化版でしかない。ナーヴギアで動くよ。だが、もう一度アレを被る勇気があるなら、ね」
「………ふん。俺は友達の為なら命すらくれてやる。それはデスゲームだろうが無かろうが変わらん」
俺はそう宣言すると、その場を後にした。
自室に戻った俺は、すぐにナーヴギアを起動させ、ROMカードを挿入する。数秒で主インジケータが点滅から点灯へと変わる。顎の下でハーネスをロックし、シールドを降ろしてベッドに横たわる。
(悪いな、ナーヴギア。俺に、人を救う力を貸してくれ)
胸の中でそう呟き、ストレアに言う。
「ストレア、打ち合わせ通り、しっかり頼むぜ?」
『任せて、マスター!!』
そんな声を聞き、俺は目を閉じた。
「リンク・スタート!!」
そういった途端、俺の目から微かな光が消え、聞こえていた音も消え、感覚と体の重さも消える。
その他、各種感覚の接続テストが一つ一つ実施されていく。やがて、全ての項目にOKメッセージになると、アカウント情報登録ステージに移行する。俺は案内に従い、アカウント及びキャラクター作成に移る。
まず新規IDとパスワードを入力し、次いでキャラクターネームの入力。さほど考えずに俺は<Lignt>と入力。性別はもちろん男。次にキャラクター作成。容姿はランダムだそうだが、なるべくならSAOライトに近くあって欲しい。選べるキャラクターはサラマンダー、シルフ、ノーム、ウンディーネ、ケットシー、スプリガン、インプ、レプラコーンの九種族。俺はそれも適当に選び、ケットシーに。
全ての初期設定が完了し、俺は妖精の国・アルヴヘイムへと足を踏み入れた。
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