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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
47 門番〜PROJECT T 〜Challengers〜
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幻想郷妖怪山の麓霧の湖周辺。
今はとある魔法使いのせいでその建物を見ることは出来ないが、ここに真紅の屋敷がある。
門番 紅美鈴はここで従者暮らしをしている。
幻想郷でも有数の門番。
彼女の仕事は決して世間に知らされるものではない。?
我々は、門番の一日を追った。我々の正体は気にしないで頂きたい。
紅美鈴の朝は早い。
Q.朝、早いですね
「はは、御嬢様方は大抵朝にお休みになられますから。その間の警備を疎かにするわけにはいきません」
日が登る前、人々が行動する前から紅美鈴は動き始める。?
Q.仕事は今からですか?
「いえ、基本24時間です」
門番はどうやら厳しい仕事のようだ。
「紅魔館の方々は基本夜型なので朝から昼にかけて警備しなければならないんですよ」
格闘の達人でもある紅美鈴からは、か弱き我々が目視出来るほどの闘気が立ち上っていた。
眠っている主人達を守ろうとする意気込みはまさにプロだから成せる業だ。
Q.あれ、居眠りですか?
「いえ、仮眠です。まともに寝る時間がないのでこうでもしないと睡眠が取れません。誰か来れば気配でわかるので心配には及びません」
門の柱に寄りかかって寝る姿はどう見ても熟睡している。だが、我々の声に反応したと所を見ると彼女の言うことは嘘ではないようだ。
昼過ぎ。
時間が昼過ぎになると紅美鈴は屋敷に戻っていった。
Q.これから何をするんですか?
「これから御嬢様達の朝食…時間的には昼食ですかね?を作ります」
紅美鈴は厨房につくとテキパキと昼食の支度を始めた。その流れるような作業はとても門番の仕事の内に入っているとは思えない。
Q.貴女の仕事は門番では?
「そうですけど、メイド長がいないので私達がつくるんです」
Q.メイド長は今何処に?
「まだ居ません。御嬢様の話ではもうすぐ現れるとの話なんですが…出来るだけ早くしてほしいですね」
仕事の多さに流石の達人もてんてこ舞いのようだ。
不意に我々は黒い翼の生えた紅髪の女性を見掛けた。
Q.彼女は?
「ここの司書である小悪魔さんです。彼女が来てからは少し余裕が出来ました」
「やっほー♪映ってますかー?あ、ちょっと!直ぐにそらさな……」
今回、我々は門番 紅美鈴の密着をしているのだ。余計な物を撮る尺はない。
「あれ、おかしいですね…」
Q.どうかしましたか?
「刃物が無くなってるんです。小悪魔さん知りませんか?」
「いいえ、知りません。ピースピー…(我々に向かって)」
誰も予想しなかった完全に予想外の事態に困った紅美鈴。我々はこの困難をどう乗り切るのかと見守っていると、紅美鈴はしょうがないですねと溜め息をつきながら厨房から離れていった。
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