第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第8話「強くなろうとした矢先にトラブルはつきもの」
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アウグストゥスは顔を挙げ、内から湧き上がる興奮を押さえ込みながら言う。
「遂に始まるのですね・・・」
「うむ、アル・アジフが余の眼前に現れた今こそ好機。死霊秘法の知識は、計画遂行の為の大きな糧となろう。・・・だが、問題は山積みだ。これからは忙しくなるぞ、ウェスパシアヌスに仕事を急がせろ。例のもう一冊・・・ルルイエ異本は『アル・アジフ』以上に重要やも知れぬ。他の者も自己の鍛錬を絶やさぬように」
「・・・御意」
湧き上がる感情を抑えながら、アウグストゥスは玉座の間から下がっていったのであった。
アウグストゥスが去っていった後、マスターテリオンはゲームを止め一息ついた。
「しかし・・・余があそこまで不覚を取るとはおもわなんだ。お陰でケツが痛いわおいなりさんも痛いわで・・・」
「おいたわしや・・・マスター。私がすぐに出ていれば」
心配そうにマスターテリオンを見るエセルドレータに、案ずるな。と答える。
「彼らの力量を見誤った余の不手際だ。・・・ククク、野原神之介・・・か。名前は違えど・・・間違いなく『ヤツ』だ」
亀裂のような笑みを浮かべる。その顔は心底嬉しそうな無邪気で残酷な笑み・・・。
「ああ、楽しみだ。楽しみだぞ。貴公がいずれ、白き王としての力を得、余と戦うその時が・・・。なぁ、そうであろう?野原神之介・・・否、『■■■ ■■』・・・」
To Be Countenude・・・
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