第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第8話「強くなろうとした矢先にトラブルはつきもの」
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い質素で落ち着いた部屋だ。・・・オラとしては、女の子らしく飾り気を多くしたほうが良いと思うが・・・口に出すのも野暮ってもんだな。
「さてと、オラはここで帰るゾ。ライカさん、少なくとも安静にしたほうがいいよ。後、何かおかしな所があったらお医者さんに行く事」
「はーい、分かりましたよー。・・・ありがと、神之介ちゃん」
オラはライカさんをベッドに下ろして言う。ライカさんは少し不貞腐れ気味だったが、柔和な笑みを浮かべ礼を述べた。
「礼はいいゾ。がきんちょ達はオラが寝かしつけるから、心配しないでね。それじゃあお休み」
「・・・神之介ちゃん。また危ない事をするつもりじゃないでしょうね?」
ライカさんにそういって立ち去ろうとしたオラをライカさんの不意打ち質問。思わずドアの前で硬直したが、笑みを作って振り返った。
「大丈夫大丈夫、危険な事はしないゾ」
勿論嘘だが。本当のことを言うと、絶対に止めそうな気がするからなぁ・・・。
「神之介ちゃんが抱え込む必要なんて全然ないんだよ?人にはみんな誰にだって、自由に生きる権利があるんだから」
「分かってるって、じゃそういう事で」
ライカさんにそういいながら、オラは部屋を後にする。
「しんのすけ、ライカ姉ちゃんは?」
「ああ、大丈夫だゾ。今夜は休ませて上げな」
部屋を出てからすぐ、がきんちょ達が居た。どうやら心配でついてきたのだろう。問いかけにオラは微笑みながら答え、頭を撫でてやる。
その後、しぶしぶがきんちょ達はおのおのの部屋へと戻った。・・・あれ?遠く離れた所でアリスンが・・・。
「ほら、アリスンもh」
オラが早く寝たほうがいいよ。といい終わる前にアリスンは逃げるようにして、部屋へと入っていった。
(・・・やれやれ)
そんながきんちょ達を見て、オラは胸中でため息をついたのだった。
「終わったか?」
「ん、まぁな」
教会の入り口にアルが居た。彼女の問いかけに短く答える。
「さて帰って寝るとしようか、神之介よ。修行に妾の断片探し・・・明日から忙しくなるぞ」
「やれやれ全身ボロボロの身だってのに・・・人使いが荒い魔導書だゾ。もーちっと主をだな・・・お?」
アルの言葉に返事をしつつ、教会のドアを開けると見知った顔が・・・。
「さて、野原さん・・・分かってますね」
そう、姫ちゃんとひつじさんだ。まぁ、デモンベイン勝手に動かしたんだから予想はしていた。
「ああ、勿論だゾ。言い訳とかはしねーよ」
「デモンベインを無断で使用した上、街にあのような被害を出したことを認めるというのですね?」
「ああ、みとm「デモンベインは妾と神之介の鬼械神だ。汝にいちいち許可を申し出る必要は無い」うおーい、空気読んでくださいアルさん」
姫ちゃんの言葉に頷こうとしたその時、アルが横槍
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