第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第8話「強くなろうとした矢先にトラブルはつきもの」
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「まーまー遠慮しないの。人の好意は素直に受け取らなくちゃ。それに怪我人じゃんライカさん」
「神之介ちゃんだって、怪我してるのに。・・・しかも私より重傷っぽいし」
「問答無用っ!さー乗った乗ったっ」
オラはそう言って、強引にライカさんをおぶって、寝室へと向かう。
「重てぇなぁ・・・」
小さく呟く。その重さをかみ締めて・・・この重さは命の重さだ。もしかしたら、感じる事が二度と出来なかっただろう重み・・・。それを実感する。
「なぁんですってぇ?」
「え?あ・・・、聞こえてた?」
ジト目で睨んでいるライカさんにオラは顔を引きつらせながら言う。この人地獄耳?
「聞こえてたに決まってるじゃない!いいもーんだ!み○もーんた!後は自分で歩きますから降ろして!」
「ご、ごめんごめん。冗談だゾ。・・・それにしてもさぁ・・・」
「何?」
「最近太った?」
げ ん こ つ !!!
顔を真っ赤にしたライカさんがオラに拳を落とす。途端に来る母ちゃんにゲンコツ落とされたとき並みの衝撃、激痛。・・・そして昏倒。
・・・あ、おまたのおじさんにロボとうちゃん久しぶり。・・・って
「あ・・・あぶねェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!死ぬかと思った!あの世で見知った顔が手招きしてたッ!!!!」
「神之介ちゃん!やっと起きt」
ぷにょん。
「お」
「」
三途の川から復活。そして飛び起きると同時に顔面にマシュマロのようなやわらかい感触。・・・何だ、このやーかい物体は?そう思いながら、手で触れて揉んでみる。
「ちょ・・・神之介ちゃんッ!や・・・あんッ!」
すると、ライカさんの声が・・・。一瞬で把握。これ、ライカさんの胸だ・・・。揉むたびに上げるライカさんの嬌声にオラの理性ゲシュタルト崩壊寸前。
「ご、ゴメン!ライカさん!!!」
ヒャア!我慢できねぇ!直揉みだァ!・・・な気持ちを抑え、慌ててライカさんから飛びのく。
「だ、大丈夫よ!き、気にしなくていいからッ!神之介ちゃんだってけだもn・・・ゲフンゲフン男の子だもの!欲情くらいするわよね!こんな大きな胸に顔面ダイブしたら!」
「歯に衣着せてェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!アンタシスターだからね!修道女だからね!神に仕える身がンな卑猥な言葉言っちゃあかんでしょ!?後、さりげなくケダモノ呼ばわりしようとしたな!?」
顔を真っ赤にしながら言うライカさんにツッコミ。この人・・・本当にシスターなんだろうか・・・。ンな事はさておき、ライカさんをおぶり直し、再び行く。
「ついたついた。入るゾー」
ライカさんの部屋に着いたのでそういいながらドアを開ける。
(何時見ても・・・質素だよなぁライカさんの部屋)
部屋を見ながらオラは胸中で呟く。彼女の部屋は飾り気のな
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