トライアングル
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てたから・・それより・・昼食」
食事の準備が終わっていたので指を指して
クーに伝えると・・首だけ起こし確認する。
「よーーっと・・いこうかレン」
勢いよく起き上がると私の手をとり
皆の場所に小走りした。
◇◇◇
さらさらと肌触りのいい上質な布をシートとして
下に敷いて、大きなバスケットやティーセットが
準備されている。ティーポットは押してきた
カートに乗せられており、完備は良好・・・・
天気のいい青空の中でーー
食べる食事は気持ちがいい。
「外で食べる食事はいいものだなーー」
「初めて食ったみたいな言い方だなーー]
ウェールズが立て膝でサンドイッチを
味わい空を眺める横に、
あぐらをかきながら
サンドイッチを食べるクーがいる。
私は正座を崩したような姿勢で、サンドイッチを
両手で持ち少しずつ食べていく。
「・・もぐもぐ・・・・ごくん」
「察しのとおり初めてだよクー」
空からクーに視点を変え、柔らかく安らいだ
笑みを浮かべる。そしてまた空に視点を戻し遠くを
見渡した。それだけならいいのだけど・・
まるで感情が消えたような冷めた表情で
空に視点を戻したことが気になる。
「どうかしたのか・・?」
ウェールズの急な変化を感じた
クーが気遣う・・
「ーーなんでもないさ・・強いて言えば急務で疲れたのかもしれないな」
しかし・・望んだ答えは返ってくることなく
話しは終わってしまった。
食事を終え、三人は立ち上がる。ウェールズが
クーの肩に手を置き、向かい合う。
「これから・・高クラスの魔法を教えるーー短期間で無茶かもしれないが覚えてくれ]
苦虫を噛み潰したような複雑そうなーー
そんな顔だ。
「ーーなにをそんなに背負ってか・・わかんねぇけどよーー頼れよな仲間をさ・・そういうもんだろ仲間って・・」
面をくらったようにポカンとだまり、
肩に乗せてた手もおろしていた。そして・・
すれ違いさまに肩に手を力強く乗せて
クーが前に出る。
「行こうぜーーさっさと魔法を覚えて、レコンキスタとの戦いを被害でないように、終わらせてよ平和を取り戻してさ・・またここで飯食おうぜ皆でーー」
クーらしい笑顔・・夢を語ってるときと
同じように、不思議な力強さを感じる。
その輝きが周りを信じさせるのかもしれない
・・なんだって出来るんだとーー
「敵わないな君には・・本当にーー厳しく教えるから覚悟しろよクー!!」
完全に打ち解けた・・・・
やっぱりクーは凄い・・もはや一つの
才能かもしれない。
◇◇◇
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