暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0730話
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
領はまだまだお若いですよ」

 ジェフリーとグラス大統領がお互いに笑みを浮かべてやり取りする。
 さすがに年寄り同士の話に入るのもどうかと思い、そのまま黙って見ていたのだが……不意にお互いに何かを理解し合ったかのように笑みを治め、グラス大統領が床に置かれているバジュラの標本へと視線を向ける。

「アクセル少尉、これがガリア4から持ち帰ったという?」
「そうです。ガリア4で、その……」

 言ってもいいのかとジェフリーに視線を向けるが、その質問にジェフリーは無言で頷く。

「スカル小隊の隊長オズマ・リー少佐の義理の妹であるランカ・リーの両親と思われる人物の研究所から持ってきた物です」
「よくこれ程の大きさの物を持って来られたな。これが……なるほど。だが……」
「グラス大統領?」

 グラス大統領の様子を不審に思ったのかジェフリーがそう尋ねが、すぐに何でも無いとばかりに首を振って口を開く。

「いや、何でも無い。……それにしても、ランカ・リーか。報告ではあの調査団の生き残りだという話は聞いていたが……どうやら何かあるようだな。ジェフリー艦長、オズマ少佐に近い内にランカ・リーを呼び出すことになるかもしれないと言っておいて欲しい」
「気は進みませんが、現状を打破出来るかもしれない鍵ともなれば……しょうがないでしょうな。ただし! 彼女に対しての非人道的な対応は一切しないと約束して下さるのが条件です」
「勿論だ。私としても年若い少女を相手にそのような真似はしたくないからな」

 大まかな話はこれで終わり、後は10分程雑談をして大統領は帰っていくのだった。
 ……色々と動き出しているようだな。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ