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転生とらぶる
マクロスF
0730話
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んが」
「……だが、彼にはバジュラの件を全権委任してあった。確かにその情報を私に知らせなかったのは問題だが、それだけで信用出来ないという訳にもいかないだろう。それに……」

 チラリ、とジェフリーの方へと視線を向けてから言葉を続ける。

「彼はビルラー氏との連絡役でもある。そんな彼を、多少連絡に不備があったからといって信用出来ないと判断する訳にもいかないだろう」
「ビルラー氏の……そうですか」

 リチャード・ビルラーといえば、S.M.Sのオーナーでもありグラス大統領の有力な後見人でもあるゼントラーディだ。確かにその連絡役……言い換えれば、手の者を明確な理由も無しに免職する訳にはいかないだろう。
 となると……
 俺と同じ事を思ったのだろう。ジェフリーは一瞬黙り込んでから口を開く。

「罷免できないにしても、彼を信用しすぎるのは止めておいた方がいいでしょう。アクセル少尉の話やこれまでの彼の行動を考えると、いずれ尻尾を出すかもしれませんからね」
「……アクセル少尉はどう思うかね?」

 大統領の問い掛けに、小さく頷いて答える。

「アンノウンの機体解析に関して言えば、VF-25を開発したL.A.Iに戦場で損傷して残していったパーツの解析を任せていればスムーズに事は進んだでしょう。あるいは、ギャラクシーで作られたVFだというのもすぐに判明したかもしれません。ですが、彼はそれをしなかった。理由は分かりませんが、明らかに彼の介入の為にフロンティア船団にとって不利な要素となったのは事実です」

 そう、アンノウンの件を隠したかったのか、あるいはそこに使われている技術を自分で独占したかったのか。はたまたそれ以外の目的があったのか。それは分からないが、あのキノコの行動がフロンティア船団に対して明確に不利益をもたらしたのは事実だった。

「これまでの経験を踏まえれば、三島首席補佐官は信用は出来ても信頼は出来ないかと」

 能力的にはあの若さで首席補佐官になっているのだから、間違い無く優秀なのだろう。だからこそ、信用……信じて用いる事は出来ても、信頼……信じて頼る事は出来無いと判断する。

「……そうか。分かった。確かに彼の態度は色々と問題があるだろうな。これからは彼を信じすぎるのは止めておこう」
「それがいいかと。ただし、彼がビルラー氏との連絡役であるのを考えると……」

 ジェフリーの念の為、と告げられた言葉にグラス大統領は頷く。

「勿論分かっている。私の心配をしてくれて嬉しく思うよ」
「そうですか、なら安心ですな。私としてはフロンティア船団の大統領はグラス大統領が相応しいと思ってますので、精々頑張ってもらいませんとな」
「くっくっく。一応私も年寄りなんだがね。あまり扱き使わんで欲しいものだ」
「何、大統
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