第三話 田母神少佐!名前は気のせいだ!その十三
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「しかし人を罵り石を投げる様なことはだ」
「絶対にですか」
「してはならないのですか」
「そうだ」
礼節に反するからだというのだ。
「だからだ」
「そうですか」
「それでは」
「彼等の相手は私だ」
田母神自身が、というのだ。
「私が懲らしめるからだ」
「わかりました、じゃあお願いします」
「小佐、頑張って下さい」
「そうして勝って下さい」
「是非」
「見ていてくれ」
田母神は観衆に毅然として言う、そうしてだ。
罵声や投石に銃さえ向けて中指も突き立てて言い返し石さえ投げ返していたジャスティスカイザーの二人にだ、こう言った。
「君達も止めるのだ」
「うるせえ!やられたらやり返せだ!」
「子供には流石にそうしないがな!」
「児童福祉法違反か何かで捕まるからな!」
「そうしたら打ち切り確実だからな!」
子供相手だからという考えはない二人だった。
「けれどな、こいつ等大人だからな」
「やり返しても何も問題ないだろ」
「やられたらやり返せが俺達だ!」
「正義は黙ってねえぞ!」
田母神にも言うのだった。
「打ち切りの心配ないなら何だってやってやる!」
「こっちも金と仕事、優木まおみさんのDVDがかかってるんだ!」
「それを邪魔するんなら容赦しねえぞ!」
「やられて泣き寝入りする俺達だと思うな!」
「倍返しだ!」
何処かのドラマみたいなことも言う。
「容赦しねえぞ!」
「正義をなめるな!」
「言いたいことはわかったからもう止めろ」
田母神は彼等も制止することになった。
「全く、大人気ない者達だ」
「大人気あって人気が出るかよ!」
「打ち切りを避けられるのかよ!」
田母神にも中指を突き立てて抗議する。
「違うだろ!」
「人気が出たらいいんだろ!」
「人気イコール正義なんだよ世の中!」
「勝てば官軍だよ!」
「何処までも性根の腐った者達だ」
こう言うしかないことだった。
「勝てばそれでいいのか」
「おうよ!人気が出ればな!」
「何だってやってやるぜ!」
「打ち切り回避!」
「最後まで作者に書かせてやるぜ!」
「だからこれ読んでる御前!御前だよ!」
「御前もわかってんだろうな!」
今度は読者の方にそれぞれの銃を突き付けて言うのだった。
「応援しろよ!」
「このビームガンが見えてるのならな!」
「読者の方まで脅迫するとは。ここまで腐っているとはな」
田母神も呆れ返っていた。
「絶対に懲らしめその性根を叩きなおしてやる
「ああ、じゃあな」
「やるか」
何処かの不良の様に返す二人だった。
「これからな」
「二対一のタイマンだ」
「絶対に勝ってやる」
「覚悟しろよ」
「それではだ」
先の二人の様にだった、田母神もまた。
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